実は、彼の実家も金持ちだった!
ところが、そんな風に悩みを抱えていたのは彼女だけではありませんでした。実は、若菜さんの彼氏も実家は同じようにお金持ち。地方都市で会社をいくつも経営する実業家で、そのことを彼女には一切告げていなかったのです。
同じ悩みを抱えた似た者同士ということになりますが、当人たちはまさか相手も自分と同じ境遇とは夢にも思っていません。そんな中、先にこの秘密を受け明けたのは彼氏のほうでした。
ある週末のデートの帰り道、急にかしこまった様子で「大事な話があるんだ」と言われます。そこで夫の実家が会社を経営しており、かなり裕福であることを聞かされたそうです。
「当時、彼はそこそこ有名な会社に勤めていましたがアパート暮らしでしたし、実家も普通の中流家庭と聞いていたからビックリしました。けど、これは私にとってはこれ以上ないラッキーな展開。申し訳なさそうにする彼に対し、『ごめんなさい。ずっと黙っていたけど、実はウチもなの!』って頭を下げたんです。
まあ、彼はまったく事情が飲み込めない様子だったので、こっちもイチから説明することになりましたけどね(苦笑)」
夫は「こんな話ってある?」と信じられないといった様子でしたが、それは彼女にとっても同じ。でも、隠したくなる気持ちもおたがい痛いほど理解できたため、この件によって関係がギクシャクすることはなかったようです。
「信用できる!」たがいの親も結婚に賛成
「むしろ、2人の中では笑い話になっています。それに義両親もウチの両親も私たちが実家が裕福なのを互いに隠していたことを気に行ったらしく、結婚に際してもまったく反対されず、逆に後押ししてくれたほど。
それに親同士もなぜか意気投合しちゃって、親同士で旅行に出かけるほどの仲良し。あまりこういう考え方はしたくないのですが、両家実家の経済レベルが同じくらいだったからバランスが取れたのかなって」
重要なのは、当人同士が実家に頼ろうとせずに自立していたことでしょう。それが双方の両親を安心させ、実家同士が良好な関係を築くきっかけとなったのかもしれませんね。
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<文/トシタカマサ イラスト/磋藤にゅすけ> トシタカマサ 一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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