大切な我が子を預ける保育園には、より神経質になる親も少なくありませんよね。それが度を越すと保育士を悩ませるモンスターペアレントになってしまいます。モンスターペアレントへの遭遇経験のある保育士も少なくないようです。今回は、保育士が遭遇したモンスターペアレントのエピソードをご紹介します。
園の方針にクレームの嵐!
「3歳にもなると、保育園では片づけの仕方や着替えの仕方を教えるようになります。するとある保護者が『一人でやらせるなんて!なんのために保育士がいるんだ!』とクレームをつけてきました。家では全部ママがやってあげているということだったので、それでは成長につながらないことを、言葉を変えて何度も説明しましたが、かわいそうの一点張りで会話になりません。その後も、『我が子はクーラーが苦手なので全部消してほしい』、『1日3回着替えさせて』など、要望が毎日のように押し寄せました」
子どもの様子を伺いに数時間おきに電話?
「子どもの様子が気になるからと、仕事中のはずなのに毎日のように数時間おきに電話してくるママがいました。どんな些細なことでも聞きたがり、ケガしたときにはもう大変!ケガした理由を詳しく説明させられたり、ぶつかった相手は教えられないといっても何度も聞いてきたりと、保育中の報告だけで30分以上かかってしまいました。さらに翌日には子どものつたない説明からぶつかった相手を勝手に決めつけて、親を呼べと要望も……。『そんなに気になるなら家で見ればいいのに』という言葉を必死でのみ込みました」