ポータブル電源ってなに?
ここ数年でスマートフォンの普及に伴い、充電切れ対策としてモバイルバッテリーを所持するのが当たり前の世の中になりました。最近では小型で大容量のモノも増え、スマートフォンの充電だけでなくモバイルパソコンやタブレッドの充電も可能な商品も登場しています。しかし、モバイルバッテリーという商品は、あくまで1万mAhくらいまでの電力をUSBケーブルで接続する製品ですが、「Aiper(アイパー)」や「Jackery(ジャクリ)」といったブランドが販売しているポータブル電源という製品は数万~数十万mAhもの電力を家庭用コンセントのプラグと同じように出力することができ、キャンプなどのアウトドア用品としては勿論のこと、昨今増えている自然災害に備えた防災グッズとしても注目を集めています。
Aiper(アイパー)ってどんなブランドなの?
企業HPの情報によるとAiper(アイパー)とは2018年12月に中国で設立された比較的新しい会社です。日本法人は2019年5月に設立され、新商品発表会も行われました。主力製品はポータブル電源及び小型ソーラーパネルで、すべての人々と地球の持続可能な未来のために、携帯可能なクリーンで安全なエネルギー製品の設計・製造・販売を行い、設立されたばかりの企業にも関わらず既にロサンゼルス、東京、深セン、香港にオフィスを設立しているグローバルスタンダード企業とのことです。
一昔前の中華製品の安かろう悪かろう粗悪品祭りを知っている世代の方からすると、中国企業が造るバッテリーなんて粗悪品で使い物になるわけないと思われる方(当の私も安さに釣られて購入した中華製品で何度も失敗しています。泣)もいるかと思いますが、このAiper社の製品で使われているリチウムイオン電池はなんと日本のPanasonic社のリチウムイオン電池を使用しているとのことなので、とても安全性が高く信頼できる製品だと思います。更にポータブル電源で最も重要とされているバッテリーパックの設計と開発もPanasonic社との共同開発で製造されています。
更にこのAiper(アイパー)社のポータブル電源は世界三大デザイン賞であるiFデザイン賞(2019年2月にDISCOVERER 300で受賞)とレッドドット・デザイン賞(2019年4月にDISCOVERER 600で受賞)の2つを受賞しており、機能だけでなくデザイン面でも優れたポータブル電源として世界的にも評価されています。
どんな商品があるの?
Freeman 300&500
Aiper社が2021年春に満を持して発売を開始したのがこちらのFreemanシリーズです。現在までに容量の違うFreeman300とFreeman500の2種類が販売されています。充電はPD対応TYPE-Cポート、12V DCシガーソケット、100V ACコンセント、ソーラーパネル(別売り)からの給電が可能となっており、急速充電にも対応しているため素早く充電ができるところも魅力のひとつです。重量はFreeman500で約8キロと女性でも運べる程度の重さとなっており、コンパクトで持ち運びが便利なAiper社のポータブル電源の最先端シリーズとなっています。
DISCOVERER 300
Aiper(アイパー)社のDISCOVERER 300の特徴はなんといってもポータブル電源上部で10W出力のワイヤレス充電が可能という点です。今後、スマートフォンではワイヤレス充電が主流となるため、この機能は非常に重宝しそうですね。また、容量も300W(スマートフォンを約23回充電可能)と十分な容量を備えているのでキャンプや釣りなどのアウトドアシーンで役立ちそうです。耐火素材を使用しているので焚火の近くでも安心ですね。もちろん内臓のリチウムイオン電池はPanasonic製です。