最後は、親友のふたりが鍵を握る…それとも?!

SNSを中心に序盤から犯人説が多い親友ふたり、河村俊夫（田中哲司）と日野渉（迫田孝也）も、19話で怪しさを増しました。

河村は以前、真帆に振られており、相良一家には意地でも幸せでいてもらわないと「許せねぇんだよ！」と熱弁。これまでも真帆のこととなると、急激なキャラ変を見せてきた河村には、林を殺す動機がありそうです。そして、真帆のために動く動機も。 占い師の猫おばさん（平田敦子）に、「家族運は下の下。怒り、そして裏切りのかおり…なんとねじくれ曲がったオドかしら」と告げられているのも気になります（ちなみに「オド」は未知のパワーのことらしいです）。

日野も同様に真帆への想いをほのめかしたことはありましたが、河村ほどではありません。明るくムードメーカーの日野。怪しい行動といえば、事件が起こった夜に凌介のふざけた写真をSNSにUPしたことくらいです。暗躍を続けてきた強羅とは店の常連という接点がありますが、その接点は河村も同じ。 しかし、日野の素性はこれまであまり描かれておらず “裏の顔”を全く晒していない人物ともいえます。そして第19話のラストで、河村を追いかける際に日野が“何か”を手にしたのです。その様子から、一気に日野説が盛り上がりを見せました。「真犯人は河村？」「それとも日野？」「どっち？」となる予感でいっぱいです！

公式ホームページの意味深な“一文”

ただ……最後に気になるのは、公式ホームページで最終回のあらすじに書かれた「すべての謎が明かされ、最後に凌介が打つ、終止符とはーー！？」という一文。 えっ？どういう意味？？だって終止符って………凌介が真犯人を裁くということ？……それともまさか、すべての物語を凌介が描いていてそれを終わらせるということなのか？！……いや…考えすぎだろう！！

考察しても意味がないと思いながらも、最後の最後まで毎週考察せずにはいられませんでした。半年間にわたって繰り広げられた考察ミステリーの終止符を、見守りたいと思います。これ以上誰も死なずに、相良一家が幸せな日々を取り戻せることを願わずにいられません。

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＜文／鈴木まこと（tricle.llc）＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 鈴木まこと tricle.llc所属。雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者／ライター／広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Instagram：@makoto_s.1213

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