自分でビジネスを行い、たくましく働く女性経営者たち。彼女たちのお金の運用方法にはどのような傾向があるのでしょうか。女性経営者の資産運用について、その特徴を探ってみましょう。
タンス預金は勿体ない!資産運用への意識が高い
一般的に、高い学歴や教養がある女性経営者は、自分の夢や老後資金のために資産を堅実に増やしたいという思いから、普段からお金に対する意識が高く、積極的に資産運用を行っている傾向があります。
お金がある男性経営者とは違い、母として、自分の子どもにレベルの高い教育を受けさせたいと考える女性も多く、上手に資産運用をして、効率良くお金を増やしていくことに関心があるようです。
高いリスクをとって積極的に
経営者や管理職に就いている女性は、もともと挑戦する気持ちや向上心を持ち合わせているうえ、パートや派遣社員として働く女性や専業主婦と比べると、収入が高い傾向にあります。
資産運用に回せるお金が十分にある彼女たちは、ある程度リスクが高い商品を購入しても生活に困ることはないと判断し、個別株式や仕組み債、FXや信用取引など、積極的に資産運用を行うことも多いようです。高いリスクをとりながら、お金を増やすことに積極的な傾向があるといえるでしょう。
資産運用の基本は変わらない
女性経営者は一般女性と比べると、お給与の3割以上を投資に回したり、個別株式などのハイリスクハイリターンな商品を購入するなどの違いが見受けられます。しかし、資産運用の注意点は、女性経営者も一般女性も、そして男性も同じです。
いくらお金があっても、無茶な投資を行えば大きな損をする可能性も。自分のマネープランに照らし合わせて、適切な商品を選ぶという資産運用の大原則を守ることが大切ですね。
文・下中英恵(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
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