市場価値を高めるためのアプローチ

以上の特徴を理解したうえで、「市場価値が高い人」になるために必要なステップについて考えてみましょう。

まずは自分の目指すキャリア像を明確化し、「実現に向け、どのような要素が必要か」といった角度から分析してみるとアプローチしやすいのではないでしょうか。職場で一目置かれている人を手本に、スキルや経験、思考・行動パターンを習得するという方法も効果的です。

注意すべきは、「市場価値は、専門分野や時代に左右される」という点です。特に移り変わりの激しい現代社会では、2年前には希少価値が高かったスキルが、2年後には見向きもされないということも十分に有り得ます。そのため、今現在だけではなく数年後を見据えるための洞察力も同時に養っていくと、これまで培ってきた市場価値を時代の変化によって突如失うというリスクは回避できそうです。

自分の市場価値を高めて将来に備える

総務省統計局の「労働力調査」によると、2018年の25~34歳の転職者比率は7%、35~44歳の転職者比率は4.5%でした。就業者のうち、約20人に1人が転職者という割合です。

現時点では転職を視野にいれていない人も、将来的に新たな可能性へのステップアップとして転職を考えることがあるかもしれません。「備えあれば憂いなし」という言葉通り、自分の市場価値を日頃から高めることで、さらなるキャリアアップや年収アップにつなげていくことができるのではないでしょうか。

提供・ANA Financial Journal

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