合コンなどの飲み会の席で既婚者が出席することは珍しくないですが、なかにはその事実を伏せて出席する者もいます。それでもその場をただ楽しく過ごすための方便としてのウソならまだしも、迷惑なのは本気でアプローチしてくる男性たちです。
特にこうした独身サギの温床となっているのがマッチングアプリ。良縁あって昨年入籍したという近藤美晴さん(仮名・32歳)も以前交際していた相手が既婚者であることを知らなかったといいます。
その後、3回目に会ったときに交際を申し込まれ、付き合い始めることになりますが、会うのはきまって平日の夜。最初は美晴さんも自分に合わせてくれていると思っていましたが、彼はいつも夜10時前には帰ってしまい、お泊りすることは一度もなかったそうです。
「おたがい1時間もかからない場所に住んでいるわけだし、独身なら終電ギリギリでも別に構わないと思うのに、毎回言い訳のように『朝が早いから』って。それに彼はあれこれと理由をつけて私を絶対に自分の家に招こうとはしませんでした。
最初は私も好きって気持ちが大きかったし、何の疑いも抱きませんでしたが、付き合っていくうちにこうした彼の様子が不審に思えてきちゃって。本人に確認したくてもその勇気もなくどうしようと思っていたころ、いつもはメッセージでやりとりする彼から珍しく電話がかかってきたんです」
ところが、電話に出ると元カレではなく相手はその妻と名乗る女性。そこではじめて彼が妻子持ちであることを知りますが、突然の事実に彼女も理解が追いつかず頭は完全にパニック。元カレの妻とも、きちんと話をすることができないほど動揺してしまいます。
向こうもそれを察したのか「日を改めてお話をうかがいたいのですが」と言われ、後日指定されたファミレスで直接会うことに。
その場には元カレの妻だけではなく弁護士も同席していたそうです。