家族写真は、フォトスタジオに行って撮ってもらうものだと思っていませんか?もちろん、フォトスタジオに行くと、プロのカメラマンがきれいな家族写真を撮ってくれるでしょう。しかし、手軽に撮影したい方はフォトスタジオにわざわざ足を運ぶのは面倒だと思います。
手軽に家族写真を撮りたい方は、スマホカメラがおすすめ。スマホでも、ポイントを押さえればきれいな家族写真を撮ることができます。この記事では、家族写真をスマホで撮るときの撮り方のポイントを徹底解説します。家族写真を撮るときに便利なアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
[講師]ライター ワタナベサツキ
家族写真の撮り方|おすすめのスマホ設定
まずは、家族写真を撮るときにおすすめのスマホ設定を紹介します。素敵な家族写真を撮るために、まずは設定から見直しましょう。
連写
複数人が写っているような写真を撮るときに、1番よくある失敗が「目つぶり」。家族写真を撮るときも、だれか1人でも目をつぶってしまっていると、良い写真ではなくなってしまいます。目つぶりの対策としておすすめなのが、連写機能。連写機能を使うと、連写した写真の中から誰も目をつぶっていない、良い写真を抜き出せます。
さらに、連写機能を使うと、子どものどんどん変化する表情を写真に収めることも可能。連写した写真の中から、1番良い表情をしている写真を抜き出せます。連写機能は、現在発売されているほとんどのスマホに搭載されている機能。iPhoneは最大999枚まで連写できます。目つぶりやの対策をしたい方や、子どもの良い表情を残したい方は、連写機能を使うのがおすすめです。
Live Photos(ライブフォト)
Live Photos(ライブフォト)とは、iPhone6s以降に搭載されている、シャッターを押すだけで3秒間の映像と音声が保存される機能のこと。この3秒間とは、シャッターボタンを押したときの前後1.5秒ずつのことで、写真を撮るときの要領でシャッターを押すだけで、3秒間の動画として保存されます。また、ライブフォトで撮影した動画は連写写真としても保存され、連写機能と同じく複数枚の写真からお気に入りの写真を抜き出すことも可能です。
ライブフォトは、連写機能と同じように、目つぶり対策としても使える機能。これにプラスして、ジャンプする瞬間の写真など、動きのある瞬間の写真を撮るときにもおすすめの機能です。
HDR機能
HDR機能とは「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」の略で、明暗の差が大きい被写体を美しく撮影できる機能のこと。HDR機能をオンにしておくと、1回シャッターを押すだけで、複数の写真がさまざまな露出で連続撮影されます。連続撮影された明るさの異なる写真を自動で合成するため、明暗の差が大きい場所でもを美しい写真を撮ることが可能です。
家族写真を撮影するときに逆光になってしまったり、雲が出てきて暗くなってしまったりしても、HDR機能を使うとベストな明るさの写真に仕上がります。外で家族写真を撮影するときや、屋内でも日差しが強い日に家族写真を撮影するときに便利な機能です。
HDR機能はiPhoneには標準搭載されており、androidにも搭載されていることが多い機能。スマホの種類によって設定の仕方が異なるので、どうやったらHDR機能がオンになるのか調べておきましょう。
ポートレートモード
ポートレートモードとは、被写体の後ろにある背景をぼやけさせた写真を撮る機能のこと。人物写真を撮るときによく使われる機能で、人物をより立体的に目立たせることができます。家族写真を撮るときも、ポートレートモードを使って人物にピントを合わせ、背景をぼかすことでおしゃれな写真を撮ることが可能です。
ポートレートモードは、iPhoneはほとんどの機種に搭載されており、androidでも搭載されている機種が増えています。おしゃれな家族写真を撮りたい方や、人物を目立たせた家族写真を撮りたい方におすすめな機能です。
セルフタイマー
家族写真を自分たちだけで撮りたいという方は、シャッターを押す人が写真にうまく入れないという問題が出てくると思います。そこで使う機能がセルフタイマーです。セルフタイマーとは、集合写真などで撮影者も写真に入りたいときに良く使われる機能で、シャッターを押してから写真を撮るまでにタイムラグが生まれるというもの。家族写真を自分たちだけで撮りたいときにも、セルフタイマーを使えば、自撮りをしなくても撮影者が写真に写れます。
さらに、セルフタイマー機能には手ブレを防ぐ効果もあります。手ブレが起こる最大の理由は、シャッターを押したときの振動。セルフタイマーなら、シャッターを押した瞬間から写真を撮るまでにタイムラグがあるので、シャッターを押すときの振動やブレが、写真に影響しません。撮影者が写真に写りたいときや、手ブレを防ぎたいときは、セルフタイマーを活用してみましょう。