30代は「嫁ブロック」による転職断念も

30代、年収600万円以上。ミドルキャリアの転職事情とは。
(画像=『転職の地図』より引用)

高木:新卒入社から10年経過して初めての転職相談に来られる方には、20代の全てを一つの企業で過ごしてきたため、転職に関する知識や理解が不十分な場合があります。

若林:一切の情報収集なしに丸腰でエージェントに飛び込んで来る方もいらっしゃいますよ。「こんな仕事がしたいんです」じゃなくて「転職するとしたら、私は一体何ができるでしょうか?」という受け身の相談もありますね。

高木:エージェントに相談した結果、現職に留まる方もいらっしゃいます。転職がめずらしくない時代になったとはいえ、年齢が上がるごとに、結婚などによりライフスタイルが変化し、経験業種によっては選択肢が減ることもあります。30代になると「絶対に失敗できない!」という意識も働きますから。

若林:ご自身は転職したい意向があるけれど、安定を手放すことを家族から反対される。いわゆる「嫁ブロック」を恐れて、秘密裏に転職活動される方も。

高木:奥様から「やりがいなんかいいから、安定した今の会社にいればいいじゃん!」みたいなこともありますよね(笑)。

若林:内定が決まってから初めて相談して、結果家族の承諾を得られず内定辞退、転職を諦めるパターンもあります。反対されそうだから事前に話し難いというお気持ちはよくわかりますが、実際反対にあってしまっては、結果として転職活動に費やしてきた時間も手間も無駄になってしまう。あらかじめ、ご家族と相談してから転職活動を始めることを強くお勧めします。

不安定な転職市場、30代の転職への影響は

高木:厳しい話ばかりになりましたが、リーダークラス以上のミドルキャリア層は、これまでの経験を活かした転職であれば年収維持、もしくは年収アップが十分可能です。ただ現年収が相場より高いと、転職後は一時的に下げざるを得ないケースもあります。

若林:外資系IT企業や金融コンサルは、他業界と比較して高年収ですからね。

高木:「せっかく転職するなら、全然違う仕事をしてみたい」という方もたまにいらっしゃいますけど、業種・職種ともにまったくの未経験求人に応募するケースは少ないです。

若林:20代ならポテンシャルに期待した未経験歓迎求人もありますが、30代はこれまでの経験・知見を活かして有利に転職すべきです。

高木:新型コロナウィルスの影響で転職市場も不安定な状況にありますが、IT、SaaS系企業などの求人は依然活発に動いている印象があります。

若林:逆にBtoC関連、対面営業がメインの企業は採用ハードルが高めです。ミドルキャリア層の転職はコロナ禍の影響は少ないものの、今が転職の好機であるとは言えない業界もあります。逆に「この状況でも中途採用を継続している企業なら体力がある、将来性に期待できる」という解釈もできますね。

高木:全体的に見れば即戦力人材の需要は、この状況下でも大きくは落ちておらず、求職者側に選択の余地があると思います。これは経験を積み重ねてきたミドルキャリア層の強みではないでしょうか。


提供・転職の地図

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