ヨガインストラクターになったら、毎日レッスンの内容を考えなければなりません。

「毎日色々なクラスの内容を考えるの、大変そう〜」と心配な方も多いと思います。

今回はヨガレッスンの構成の決め方を、レベルや内容別にご紹介します。

ヨガレッスンの構成はどう決める?

『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

ヨガレッスンの構成やシークエンス(ヨガのポーズを行う順番や流れのこと)の組み方は、

  1. 軽めのポーズでウォームアップ
  2. 強いポーズに向かうアクティブな時間
  3. クールダウン

となります。

②で行うピークポーズ(そのクラスの中でメインになるポーズや1番強度の高いポーズのこと)に向かってシークエンスを組み立てる、というやり方もよく見られます。

インストラクターやレッスンの目的、クラスレベルなどによって、時間分配やシークエンスの内容は変わってきますが、基本的には前屈、後屈、逆転、ねじりなど、バランスよくポーズを組むことが求められます。

ヨガレッスン構成の組み立て方

『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

①クラスのレベルで考える場合

ヨガレッスンの構成は、クラスのレベルによっても違いがあります。

例えば、初心者向けのクラスでは、基礎的なアーサナをメインに行い、初めてヨガを受ける方でも付いていけるように、ひとつひとつのアーサナにかける時間も長くなります。

一方で経験者向けのクラスでは、難易度が高いアーサナに挑戦したり、行うアーサナの数を多くして運動量を高くしたりします。

②クラスの目的で決める場合

ヨガのレッスンには、さまざま目的を持った生徒さんが通われています。

クラスの目的も、レッスン内容を決めるポイントになります。

3つの目的別に、ヨガレッスンの構成の決め方の一例をご紹介します。

ダイエット目的、運動不足解消目的のクラス

ダイエットや運動不足解消が目的のクラスでは、運動量の高さや筋トレ要素が求められます。

このようなクラスでは、アーサナの数を多くして運動量を増やしたり、ねじりを加えたりして、カラダが燃焼するような構成を考えます。

戦士のポーズやハイランジなどで、下半身をアクティブに使ったり、プランクやチャトランガで体幹を鍛えたりします。

リラックスやストレス解消目的のクラス

リラックスやストレス解消目的のクラスでは、副交感神経を優位にできるようなゆったりしたペースでレッスンを進めることも。

心身や呼吸に集中を促して瞑想する時間を取ったり、クールダウンやシャバーサナを長めに行ったりします。

うさぎのポーズなどの簡単な逆転のポーズで頭の血行促進を促したり、バランスポーズで集中を促したりします。

美脚、肩こり解消など部分に特化したクラス

ヨガでは、美脚を目指すクラスや肩こり解消クラスなど、部分別の目的を持ったクラスも多く見られます。

美脚目的だったら股関節を整えるポーズや下半身を鍛えるポーズを取り入れたり、肩こり解消目的なら肩甲骨をストレッチするポーズを取り入れたりします。

③テーマがあると作りやすい

ヨガレッスンの構成は、テーマを決めることで作りやすくなります。

目的がはっきりしていると、目指すべきピークポーズや時間分配などが具体的になり、レッスン内容が考えやすいでしょう。

季節によって、『冷え性改善』や『夏バテ解消』などのテーマを設置したり、ひと月ごとに『バランスポーズに挑戦』や『骨盤矯正』などテーマを変えたり、目的を明確にしてレッスンを構成しましょう。