好きと愛してるの意味の違い (2)対象が特定できる
「好き」と「愛してる」の違いの1つに対象となる範囲があります。
「好き」という言葉にはお気に入りという意味があります。つまり、対象を特定しなくても構わないのです。よく恋愛の話しをすると、好みのタイプを聞かれます。しかし、好みのタイプに当てはまる人は世界中にいます。しかし例えば、好みのタイプが背が高くて、優しい人であれば、世界中の背が高くて、優しい人を愛せるかというと、それは無理です。
また、好きな人と好みのタイプが一致していない人もいます。だからと言って、その相手のことが嫌いなわけでもありません。好きという言葉にはこのような曖昧なニュアンスが、どうしても残ってしまいます。
しかし、愛してる人を聞かれると、名前のようなどこの誰かを特定できるような答え方をするでしょう。また、愛してる人が通常であれば複数いることもないでしょう。「愛してる」という言葉には曖昧な意味はなく、対象が明確です。
好きと愛してるの意味の違い (3)信頼関係の強さ
「好き」と「愛してる」の違いの1つに信頼関係の強さがあります。
「好き」という感情で付き合っているカップルでは恋人から、しばらく連絡が来ないだけで不安になったりします。不安に追いつめられた恋人は1日1回は連絡すること、休日には少しでも会う時間を作ることなど2人のルールを作り始めます。このルールが厳しくなると束縛になります。これらは、まだお互いの信頼関係が出来上がっていないので、足りない信頼関係を補うための行動です。
これが「愛してる」と言える関係になると、信頼関係が出来上がっているのでいちいち細かく連絡を取ったりするようなことがなくなります。連絡がないからといって、恋人への裏切り行為をしているという考えにならないのです。
好きと愛してるの意味の違い (4)一緒に過ごした時間
上記の信頼関係の強さに被る部分ではありますが、一緒に過ごした時間が長いとお互いの関係も親密になり、「愛してる」と言えるようになります。何十年も一緒に生活をしてきた老夫婦には「好き」という言葉を当てはめるとどこか違和感を感じてしまいます。何十年も一緒に過ごして来たので「好き」の範囲では収まらず、「愛してる」の言葉の方が適切でしょう。
つまり、愛情は一緒に過ごす時間によって育まれるのです。「好き」という感情は愛情のように育むものでありません。これも「好き」と「愛してる」の違いです。
男性が「愛してる」を言わない意味は?
女性であれば、彼氏や旦那さんから「愛してる」と言ってもらいたいです。しかし、「好き」とは言ってくれるものの、なぜか「愛してる」とはなかなか言ってくれません。
「好き」と「愛してる」では意味が違うことはわかりますが、どうして彼氏や旦那さんは「愛してる」と言ってくれないのでしょうか?一体、男性にはどのような心理が働いているのでしょうか?