別れた翌朝、感謝の気持ちがわいた
もっともそれが原因というわけではありませんが、D子さんとの交際は結局1年ちょっとで終わりを迎えました。言ってしまえば小さなすれ違いが積み重なってという感じなんですが、やはり社会人と学生の恋愛には難しいところがあって、例えば「会えない?」って僕からの連絡に対し、彼女は「仕事が忙しくて難しい」「LINEの頻度をもっと減らして」「もっとこっちの気持ちも考えてほしい」って感情的な返信をしてきたりで。それで最後はもう無理だねって話になり、お別れすることになりました。
彼女はさみしさを埋めるため、僕は好奇心を満たすためと、お互い利用し合っていた部分もあったと思います。それでも僕にとっては最も長く交際した相手だったので、さみしい気持ちがないわけではなかった。
でも、別れた日の翌朝に湧いてきたのは彼女に対する感謝の気持ちだったんですよね。確かに感情的なぶつかり合いも多かったし、精神的に不安定な彼女に振り回されっぱなしの1年間だったけど、いろんな経験ができたし、女友達から「有村くん丸くなったね」って言われるくらい人間的にも成長させてもらいました。
ひとりの部屋で、「ありがとうございました!」と叫んだ
そういう諸々から感謝の気持ちがあふれてきて、自分しかいない部屋でひとり深々と頭を下げながら、遠くにいる彼女に対して「ありがとうございました!」と叫びました。あそこまで深く頭を下げることはこの先の人生でもおそらくないと思います(笑)。