「常識」を疑ってみる
実は、栄養学というものは戦後すぐに栄養失調ベースで作られたものです。
また、人体のメカニズムを感覚的側面で本質的に捉えているというよりは、政治的な側面が強いことも否めません。海外から輸入したものを消費するため、ミルクを飲む・小麦製品を食べるなどといった文化が生まれていったりしました。
このような背景を考えていくと、今まで得た情報により常識と思っていた「健康的な食事」よりも、自分の体の反応をもっと大切にすべきことを感じられると思います。これに限らずですが、自分の生活を、他人の価値観に照らし合わせるのは良くありません。自分の感覚の方を優先してみましょう。
私は、朝昼晩、毎日だいたい同じ時間に、同じ量(朝は少なめにこれくらい、昼はこれくらい、といったように)を食べることをおすすめしています。
さらに、消化をよくする為に、よく噛んで、唾液と混ぜてから飲み込むという”食べ方”にも意識を向けられる反応や、求めている反応に、もっと意識を向けてみていただけるといいですね。
実は、何を食べるかよりも、どう食べるかの方が大切です。食べられるものを適切な量だけ食べて、健康になっていただきたいです。
自分の反応を大切にした食べ方を目指して
実は私は、コンビニ食を半年間食べ続けてみた時期がありました。そんな食生活を続けていると、便利さや時短がもっとも食を選ぶ上で重要なポイントになってしまい、食への態度が変わってしまいます。
新鮮な野菜や自分で作った出来立ての命あるものを特に求めなくなってしまっていたのです。今振り返ると、当時は本来の食の意味や命の意味などを感じることもできず、自分の体と心の乖離が起きていたのだと思います。
自分の心と体が離れていってしまうと、どうしても体を害するものを欲しがったり、必要なものを取り入れるのが億劫に思えたりもするのです。
食べたあとに、体も心も心地良いなと感じるものを食べることが大切です。食べている瞬間だけ気持ち良いものではなく、食後も心地よさやエネルギーが続くもの。
たとえば、良質なもので食べ方に気をつければお米だけでも良いと思います。体調が、食べたあとずっと心地良いなと思えるようなものであれば、それが野菜でなかったとしても心地よく心身共に健康に生きていけるものです。
そして、できればなるべく新鮮なものや、誰かが作ってくれた作りたてのものなどの生命力のあるもの、生きているものを食べることを、野菜を食べる以上に大切にしてみてくださいね。
提供・yoganess
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