画期的な発見となったこの初期音源は、ジョー・ペリーが持っていたウォレンサック社製のオープンリール式テープレコーダーを使い、かの悪名高い移動バンの所有者であり、エアロスミスのロードクルー役を一人で切り盛りしていたマーク・リーマンが1971年に録音したもの。ここで聴けるのは、ボストンにあったエアロスミスのリハーサル・ルームで数人の選ばれた友人達を前に披露した演奏か、もしくは初期ライヴのサウンドチェック中にバンドが行ったリハーサルの様子だ。とにかく確実に言えるのは、ハングリー精神溢れる若きロック・バンドがコロンビア・レコードに見出されて契約を交わす1年前、そして彼らを史上最大級のロック・バンドへと押し上げる躍進のきっかけとなったメジャー・デビュー作『野獣生誕(原題:Aerosmith)』がリリースされる2年前のその姿が、このテープに収められているということ。本作のプロデュースを手掛けたのは、スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー、スティーヴ・バーコウィッツとなっている。
〈ロックの殿堂〉入り(*2001年)を果たし、これまでに全世界で1億5,000万枚以上のアルバムを売り上げ、近く結成50周年を迎えるエアロスミスは、「アメイジング」「クレイジー」「ジェイニーズ・ガット・ア・ガン」「リヴィング・オン・ジ・エッジ」「エレヴェイター・ラヴ」など、ジャンルを超越した数々のミュージック・ビデオを制作してきただけでなく、記録破りの豪華なグローバル・ツアーを展開し、ごく近年ではラスベガスでのレジデント公演でも大成功を収めている。また、彼らは、ヒップホップ・グループのRUN D.M.C.とコラボレーションした「ウォーク・ディス・ウェイ」により、ラッパーとのコラボで商業的に大きな成功を収めた最初のロック・バンドとなり、2001年にはスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演した初のハードロック・バンドとなるなど、様々な境界線を打ち破ってきた。そして1999年には米フロリダのディズニー・ワールドに、後には仏パリのディズニー・ランドに、エアロスミスの名曲の数々をランダムに聴きながら疾走するコースター型アトラクション『ロックンローラー・コースター』が登場。ディズニー・アトラクションのテーマに採用された初めてのバンドともなっている。
商品情報
エアロスミス『1971: ザ・ロード・スターツ・ヒア』
Aerosmith - 1971: The Road Starts Hear
2022年4月20日(水)発売
CD品番: UICY-16056
価格: 2,750円(税込)
日本盤のみSHM-CD仕様
収録曲:
- イントロ Intro
- サムバディ Somebody
- リーファー・ヘッド・ウーマン Reefer Head Woman
- ウォーキン・ザ・ドッグ Walkin’ The Dog
- ムーヴィン・アウト Movin’ Out
- メジャー・バーバラ Major Barbara
- ドリーム・オン Dream On
- ママ・キン Mama Kin
提供・tvgroove
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