皆さんは、自分の髪の毛が太いのか細いのかを知っていますか？誰でも簡単に自分の髪の毛の太さを見分けられる方法をお教えします！更に、太い髪と細い髪の原因や違いを解説いたします。髪の太さに合わせたヘアアレンジもご紹介しているので、是非参考にしてください。
そもそも髪の毛の太さの基準って？
①基準の太さは0.08mm
日本人女性の髪の太さは0.05～0.15ｍｍで、平均は0.08mmと言われています。平均の0.08mmを基準に、0.08mm以上の太さであれば太い髪、0.08mm以下の太さであれば細い髪と判断することができます。
②日本人の髪は太い
欧米人よりも、日本人の髪の毛の方が太いと言われています。日本人女性の髪の太さの基準が0.08ｍｍなのに対し、欧米人女性の髪の太さの基準は0.05mmです。
日本人女性の髪の太さの基準は、欧米人の髪の太さの基準よりも約1.5倍の太さがあります。日本人女性の中には髪の太さが0.15mmほどの方もいるので、世界的に見ても比較的太く、強い髪であることが分かります。
髪の毛の太さの見分け方を解説！
①質感でチェックする
髪の質感で判断する髪の太さの見分け方があります。髪が太い方は、コシのある固い質感の髪が特徴的です。対して、細い髪はふわっとして柔らかい質感が特徴で、猫毛などが該当します。朝ヘアスタイリングをする際に、自分の髪を意識して触って確かめてみてくださいね。
②髪の毛1本でチェックする
10～15cmの髪の毛を1本用意するだけで、太さをチェックする見分け方があります。髪の端と端を人差し指と親指で挟むように持ち、地面と平行に持つようにします。片端の手を離した時に、髪がピンと地面と平行に張ったままだと太い髪です。対してカーブを描くように曲がり、下を向いてしまったら細い髪と言えます。
髪の太さは、部位によってばらつきがあります。頭頂部は、衝撃から頭を守るために少し太めの髪が生えており、内側には柔らかく細い髪が生えています。部位によって太さのばらつきがあるので、数か所の髪で太さの見分け方を試してみてくださいね。ばらつきが基準とは異なる場合は、髪の状態が良くないと可能性があります。
基準の太さとのミリ単位での比較や固さなどの見分け方は、なかなか難しく分かりにくいですが、この見分け方は誰でも簡単にできるので是非試してみてくださいね。
③美容院で診てもらう
美容師などの髪のプロに診断してもらうのも見分け方の一つです。美容師の方は、毎日様々な種類の髪を触っているので、適格な意見をもらうことができますよ。自分の髪質の特徴や効果的なケア方法も教えてくれるので、美容院に行った際には是非聞いてみてくださいね。
美容院によっては毛髪診断を受け付けているところもあります。専用の計測機器を使って、より正確な髪の太さを知ることができますよ。自分の髪の質や癖も細かく知ることができ、その後のカラーリングやパーマに役立ちます。
【太い】髪の毛の太さの原因は？
①コルテックスの量
髪内部の繊維の集合体である、コルテックスという成分の量によって髪の太さは決まります。コルテックスの量が多いと髪が太く、少ないと髪が細いです。髪が太い方は髪の硬さを決めるキューティクルも厚い傾向にあり、しっかりとコシのある髪が特徴的です。
②遺伝
人の髪質は、遺伝が大きく影響しています。髪の太さを決めるコルテックスの量はほとんどが遺伝で決まると言われています。日本人を含め、アジア人の髪は欧米人よりもコルテックスが多く、太い傾向にあります。もちろん、親の遺伝による影響も考えられます。親の髪が太いと、その子の髪が太い可能性はとても高いでしょう。
【細い】髪の毛の太さの原因は？
①生活習慣
髪の毛の健康状態は、生活の変化に大きく左右されます。バランスの悪い食事をしていると、髪の成長に必要なタンパク質などの栄養が行き渡らず、細くて脆い髪の毛になってしまいます。
睡眠不足も髪が細くなる原因です。睡眠時には髪の成長を促す成長ホルモンが多く分泌されるので、毎日しっかりと眠ることが大切なのです。寝る直前までスマホを使用すると、成長ホルモンが不足する原因ともなるので注意しましょう。
髪の毛を健康的に成長させ、ハリとコシのある状態にしたいのならば、規則正しい生活を送ることがなによりも大切です。髪質や美容のために、自分の生活習慣を見つめ直すのも良いですね。
②頭皮のダメージ
頭皮が不健康だと、必然的に髪の毛も不健康になります。頭皮が凝り固まり、血行不良になると髪へ栄養が行き渡らないので、ハリやコシの無い細い髪になってしまいます。頭皮にまで血行を行き渡らせられるように、頭皮のマッサージをしたり、適度にブラッシングをしたりすることが大切です。
更に毛穴に汚れが溜まっていると、1本の髪の中で太さのばらつきがある連球毛の原因となります。連球毛になると髪がうねりやすく、スタイリングのしづらい髪となります。髪の太さのばらつきが気になる方は、毛穴まで洗浄できるスカルプシャンプーの使用がおすすめです。
③ストレス
ストレスを過度に受けると、髪の成長に重要な女性ホルモンの分泌が減少するため、髪が細くなる原因となります。女性ホルモンが減少すると、髪の成長のサイクルも乱れてしまいます。髪が細いまま、しっかりと成長せずに抜け落ちることもありますよ。
ストレスを受けると女性ホルモンが減少しますが、男性ホルモンは増加します。男性ホルモンの増加は細い毛や薄毛の原因となります。髪の健康状態を安定させるためには、身と心の健康がとても大切ですね。
髪の毛の太さの違いは？
①栄養が足りているか
髪が太いと栄養が行き渡っていて、細いと栄養が不足しているという違いがあります。日本人女性の髪は比較的太く、遺伝が原因と考えられます。太い髪は栄養が行き渡っており、コルテックスやキューティクルがしっかりと形成されているので、健康な状態であると言えます。
太い髪はハリやコシがあり、見た目もしっかりとした印象を与えます。対して細い髪は太い髪と違い、栄養が不足している可能性があります。髪の毛が細く縮れてしまったり、傷んだ印象があったりする方は、ヘアミルクやヘアオイルでケアをすると良いでしょう。
髪が細い方は、インバストリートメントを見直してみるのも効果的です。商品の特徴や効果的な使い方も詳しく解説されているので、是非参考にしてください。
②見た目の印象の違い
髪の太さによってその人の見た目や印象が大きく左右されます。同じ髪の本数でも、髪が細いよりも太い方が多く見え、必然的にボリューム感のある印象になります。
髪の広がり方も違い、太い髪の毛は硬いので曲がりにくく、直毛の方が多いです。細い髪は軽いので広がりやすく、くせ毛の方が多いです。それぞれの毛質に太さによって、ヘアアレンジの方法にも違いが出てくるので、自分の髪質をしっかりとチェックすることが大切です。
③ケア方法の違い
太い髪と細い髪は髪質が真逆ですので、ケアに必要なアイテムや方法も違います。髪に対するコンプレックスも変わってくることでしょう。髪の見分け方をしっかりとチェックして、自分の髪に合わせたケアをすることが大切です。細い髪には、栄養分が足りていない可能性があるので、ヘアミルクやヘアオイルが効果的です。
太い髪は、日本人女性特有の遺伝が原因である可能性が高いため、ダメージケアや栄養を補給するタイプのアイテムを使っても改善されることはなく、むしろ更に太くなる可能性があります。水分量を増やし、髪を柔らかくするケアが効果的でしょう。
太さによるばらつきを抑え、サラサラな髪へと導いてくれるアイテムがたくさんあります。合わせて使うと効果的なトリートメントや酢で髪を柔らかくする方法も紹介されているので、是非ご覧ください。
髪の毛の太さ別の似合うヘアアレンジ
①細い髪の毛はハーフアップ
髪の毛が細い方は、ふんわりとしたハーフアップアレンジがおすすめです。細い髪はトップのボリュームの無くなってしまいがちですが、ハーフアップアレンジをすることでふんわりさせることで立体感が出ますよ。結び目をくるりんぱアレンジをしたり、編み込みにしたりして華やかにしても良いですね。
②太い髪で編みおろし
太い髪はしっかりとした髪質でアレンジがしやすいので、編みおろしがおすすめです。時間の経過と共に気になるばらつきの心配も少ないですよ。硬い印象を与えがちな太い髪も、おしゃれで女性らしい印象になれるヘアアレンジです。
ボリュームのある太い髪なら、きつめに編み込んでも垢抜けた仕上がりになります。日本人女性特有の黒髪でも、動きのあるアレンジ方法ですよ。太い髪質の方にこそ試してほしいアレンジ方法ですね。
太い髪は、毛が硬い傾向にあります。太い髪だからこそできる可愛いヘアアレンジやコツの解説もあるのですごく参考になりますよ。太い髪が気になっていた方は、是非お読みください。
