皆さんはくせ毛に悩んでいますか?実は、くせ毛に悩んでいる日本人の多くが、くせ毛にはトリートメントが効果的だと「勘違い」しています。この記事では、意味ない労力をかけないために、くせ毛とトリートメントの効果について確認しましょう。
くせ毛にトリートメントが意味ない理由
くせ毛にトリートメントが意味ない理由①トリートメントの効果
トリートメントの効果は傷んだ髪の毛や、くせ毛を一時的によく見せるためのものです。例えばお肌に使うファンデーションのようなものです。トリートメントを使ったからといって根本的に髪質を改善したことにはなりません。
最近のシャンプーやリンスにもトリートメントのような髪の毛の見た目をよくする成分が含まれるものもあります。そのようなシャンプーで髪の毛を洗うと、ファンデーションを落としたいのにファンデーションをまた塗ってしまっているのと一緒になります。
そうすると髪の毛は息ができなくなり、余計に髪の毛が傷んでしまったり、乾燥などでパサパサになってしまうのです。トリートメントの成分は、髪の毛のダメージを修復・補修しているものではないということを覚えておきましょう。
くせ毛にトリートメントが意味ない理由②髪の毛の性質
髪の毛は、一度傷がつくとなにをしても切るまで治ることはありません。髪の毛は1ヵ月約1センチ~1.5センチ程で伸びてきます。死滅細胞というものでできており、爪と同様で一度傷がついてしまうと治ることはなく、傷になった部分を切ることでようやくなくなります。
髪の毛を伸ばしたいと思っている人や、伸ばしている人はなるべく切りたくないという思いで他の人よりトリートメントに力を入れています。ですが、伸ばしている分髪の毛の痛みがひどい場合があるので、しばらく切っていない髪の毛にはトリートメントの効果はない可能性があります。
くせ毛になる原因6選
くせ毛になる原因①毛根のゆがみ
くせ毛のかたは毛根がゆがんでいる可能性があります。毛根が真っ直ぐだと、生えてくる髪の毛も真っ直ぐに生えてきます。ですが、毛根が湾曲していたり、ゆがんでいると生えてくる髪の毛もゆがんで生えてきてしまうために、くせ毛になってしまいます。
くせ毛になる原因②遺伝
髪質の多くは遺伝の要素が大きいとされています。くせ毛はくせ毛でも人それぞれで、全体がくせ毛の人や直毛と混じったくせ毛の人もいます。両親がくせ毛だとかなりの確率で子どももくせ毛になります。母親が直毛、父親がくせ毛の場合、半分以上の割合で子どもはくせ毛になるようです。
くせ毛は遺伝の中でも優性遺伝というものに分類されます。なので確立が半分半分でもくせ毛が強くでるそうです。両親は直毛なのに子どもはくせ毛になった、という隔世遺伝が起きることもあるそうです。この場合、ご先祖の遺伝子によりくせ毛になったといえます。
くせ毛になる原因③髪のダメージ
髪の毛はどれだけケアをしていても、紫外線やドライヤー、巻き髪に使用するコテなどで少しずつダメージを受けています。ダメージを受けることにより、髪の毛の構造が崩れ、髪の毛一本一本がうねりはじめ、くせ毛につながってしまいます。
くせ毛になる原因④成長に伴う変化
大人になってからくせ毛になった方は成長に伴う変化によるくせ毛の場合があります。子ども体から大人の体に変化する成長期には、髪の毛も柔らかい子どもの髪の毛から硬くてしっかりとした大人の髪の毛へと変化していきます。その時に何らかの原因でくせ毛になってしまった可能性があります。
くせ毛になる原因⑤ホルモンバランス
特に女性は成長期だけでなく、妊娠・出産・閉経・更年期でもホルモンバランスが乱れます。そのため髪質が変わり、抜け毛がひどくなったり、直毛だった人がくせ毛になります。年齢を重ねてくると頭皮の筋肉も緩み、毛穴がゆがみ、生えてくる髪の毛がゆがんで生えてきてしまい、結果パサパサな髪の毛へと変化してしまいます。
くせ毛になる原因⑥生活習慣
人間の体は生活習慣によって左右されます。その中でも髪の毛や爪は一番に影響が出てきます。食事制限や偏った食生活、睡眠不足な生活を続けていると、肌だけでなく髪の毛にも栄養がいかなくなり、よってうねりの強いくせ毛になったり、乾燥や湿気に弱く、パサパサな髪の毛になってしまいます。
トリートメント以外でできるくせ毛・パサパサ髪のケア方法!
くせ毛・パサパサ髪の効果的なケア方法①しっかりとドライヤーで乾かす
お風呂上りにしっかりとドライヤーで全体を乾かすことです。髪の毛をしっかり乾かさず、半乾きの状態や自然乾燥で過ごしてしまうのは間違いです。お風呂上がりの濡れた髪の毛はすごく繊細なので、そのままでいるとどんどん水分だけが飛んでいってしまい、余計にくせ毛やパサパサな髪になってしまいます。
くせ毛・パサパサ髪の効果的なケア方法②ヘアアイロン
くせ毛を抑えるためにはヘアアイロンを使うのも効果的です。熱により、大体の髪の毛は真っすぐにすることができます。毛先だけを少し内側にくるんとさせるだけでも、髪の毛が落ち着いて見えます。ただし、長く当てすぎると余計に髪の毛を傷めてしまうので注意が必要です。
くせ毛・パサパサ髪の効果的なケア方法③スタイリング剤をつける
ワックスやスプレーなどいろいろなスタイリング剤があります。ベタっとするのが嫌な方はスプレータイプ、しっかりと抑えたい方はワックスタイプがおすすめです。その中にも広がりを抑えるものや、うねりを抑えるものなどがあるので、自分の髪質によって選んでみてください。
くせ毛・パサパサ髪の効果的なケア方法④ヘアオイル
ヘアオイルはトリートメントと違い、天然な保湿成分が多くなっています。特にドライヤーの前、ヘアアイロンの前に少しつけてから髪の毛に熱を加えると、保湿成分が髪の毛に閉じ込められ、何もせず熱を加えるよりも髪へのダメージも少なく、艶が出やすくなります。トリートメントよりも保湿効果は高いといえます。
ヘアオイルの中でもホホバオイルが保湿成分が多く、とても効果が期待されます。髪の毛以外にも使い道のある万能なオイルです。
毛が硬い多毛にくせ毛の対処法は?
多毛とは本来柔らかい毛が硬くなること
多毛とは、本来柔らかい毛が硬くなることです。誤解してしまいそうですが、毛の量が多いというわけではありません。これらの原因は、ほとんどが体質なのでうまく髪型が決まらない…など悩んでいる方は、くせ毛で悩んでいる方と同じくらいいます。
多毛とくせ毛は乾燥と湿気に弱い
多毛の人とくせ毛の人は、湿気と乾燥に弱く、広がってしまったり、うねってしまったりすることでの悩みが多いようです。それらは、髪の毛の中の水分により影響するといわれています。多毛の人は、毛の一本一本が硬く太いために少しの湿気や乾燥でもすごく広がるように見えてしまいます。
多毛とくせ毛の対処法はカットやカラー
思い切ってカットやカラーをする方が多いようです。カラーをすれば、見た目の印象が軽く見えるようにできます。カットでは、ボブぐらいの長さにすれば、湿気や乾燥で広がるのも少しは抑えることができますし、朝のスタイリングも楽になります。
そこで、くせ毛だから…多毛だから…と髪の毛をすくのはおすすめできません。すいてしまうと、湿気や乾燥で余計に広がりやすく、パサパサな髪になってしまいますので注意が必要です。
トリートメント以外のくせ毛の対処法を知ろう!
ここまでくせ毛にはトリートメントが意味ない理由やくせ毛の原因、対処方法などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?トリートメントの成分と髪の毛の性質が関係しているとおわかりいただけたでしょうか?トリートメントは髪の毛に良いという誤認が髪の毛を余計に傷めるので注意が必要です。
髪の毛は女性にとってすごく大事なもの。髪の毛が元気ないと気分も上がりませんよね。自分に合う方法を探して、トリートメント以外でできるケアをしてサラサラ髪になりましょう。