神木隆之介が、生まれ変わりの真実に一番近い?!

出演陣の高い演技力により摩訶(まか)不思議な設定も受け入れてしまうつましょー。“生まれ変わり”についても、少し謎が解明されてきました。

第5話のラストでは、生まれ変わりについて書いた小説がベストセラーになった中学生の小説家・出雲凛音(當真あみ)が倒れました。そして、突如登場した謎の男(空気階段・水川かたまり)が、まるで幽霊のように街を徘徊。ラストでは、出雲が髪をいじる癖と同じように髪を……出雲は、もしかしたら謎の男に憑依されていたのかも知れません。そして、その現象を小説にしていたのかも。

なんていう素人考察はともかく…謎多き小説家・出雲に接触していた神木隆之介に注目です。

神木が演じているのは、貴恵の弟・古賀友利。漫画家を目指して賞を獲るも、貴恵の死をきっかけに前向きに生きられずいるフリーターです。

貴恵のことが大好きだったのですが、生まれ変わりについては信じていません。万理華を貴恵と信じている圭介と麻衣の行動に引いている一方、もしかして本当?!…という可能性を捨てきれずにいます。登場人物のなかで唯一出雲に接触していた人物なので、生まれ変わりの真実(?)が分かる後半戦のカギを握っているかも知れません。

個人的には、友利が貴恵のことを「姉ちゃんは…」と語るシーンがとても好きです。神木の語り口調が、本当に姉を想う弟のシスコン感を見事に表現。そんな姿になんだか愛おしさを感じてしまい、後半戦での活躍を期待せずにはいられません。

杉野遥亮×蒔田彩珠の恋模様も気になる

もう一人、個人的にもっと登場して欲しいと思うのが杉野遥亮です。麻衣が、仕事を通じて知り合った青年・愛川蓮司を演じています。

引っ込み思案ながら、一生懸命な麻衣を優しく見守る恋のお相手。第5話では、みかんを落とした老女をさっと助け「素敵なアベックね」と言われていました。さりげなく麻衣を引っ張ってくれる蓮司なかなかいい!!

前クール『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』でヤンキー役とは一風違いますが、相手に飾らずまっすぐ向き合う杉野の眼差し……素敵です。これから、蓮司がどのように新島家と交流していくのか、楽しみでなりません。