産前産後で女性ホルモンの急激な変化
妊娠中は、女性ホルモンをはじめとするたくさんの種類のホルモンが胎盤でつくられています。
しかし、出産時に胎盤が体外に排出されると、ホルモンは急激に減少します。
こうした急激なホルモンの変化に体がついていけず、多くの女性が一時的に情緒不安定となって、マタニティブルーになると考えられています。
赤ちゃんがお腹に出来てから親になるというプレッシャー
つわりや、お腹が大きくなるなどの身体に起こる変化、将来的な金銭的不安、「良い親にならなければ」という固定観念などの強いプレッシャーなど妊娠、出産することで起こる心身や環境の変化も大きく関係しています。
産後の赤ちゃんのお世話による体力低下や睡眠不足
妊娠や出産を経ると、心身や環境には大きな変化が起こります。
出産疲れや慣れない育児による睡眠不足などで、ママさんは疲労がたまります。。
マタニティブルーはさまざまな要因が複雑に絡み合わさって起こる生理現象と言えるでしょう。
このような精神的なストレスや疲労もマタニティブルーの要因だと考えられています。
マタニティブルーになりやすい人の特徴は?
マタニティブルーは誰でもなる可能性があります。
現に30%以上のママはマタニティブルーになったことがあると言われている程です。
その中でも、特にマタニティブルーになりやすい人の特徴として以下のものが挙げられます。
PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快症候群)になったことがある人、責任感が強い人、真面目な人、悩みを相談するのが苦手な人、などです。
マタニティブルーは女性ホルモンの影響を受けて起こると考えられているため、PMSやPMDDなど妊娠前に生理にまつわるトラブルを抱えていた人は注意が必要です。
女性ホルモンの影響を受けやすい体質の人は生理にまつわるトラブルがマタニティブルーを起こしやすいと言われています。
また、過去にうつ病を始めとする精神疾患を患ったことのある人は、真面目で責任感が強い傾向があるためマタニティブルーになる可能性も視野に入れておきましょう。