人事・採用担当者にスポットを当てるインタビューシリーズ「教えて!人事」。今回はX Mile(クロスマイル)株式会社の渡邉さんにお話を聞きました。物流業界を舞台に事業をスタートした理由、スタートアップで成功する人の特徴などを教えていただきました。
渡邉 悠暉さん
X Mile株式会社 COO&Co-Founder
人材業界大手、スタートアップを3社経験した後、2019年にX Mileに参画。現在は、主幹事業のマネジメントと採用責任者を兼務。
Twitter :@watabe0610
大学の先輩と起業「物流業界の再構築」にチャレンジ
X Mileは2019年創業のスタートアップで、主事業は運送事業に特化した人材紹介サービスです。約20万人のドライバーが登録しているジョブマッチングメディア「Driver Career」を運営しており、登録者に対し最適な企業をご紹介する役割を担っています。
創業3年目となる現在の社員数は約20名で平均年齢は25歳。代表も20代という若い会社なので、社内はワイワイと活気に満ちている一方で、非常に落ち着いた一面も。部活やサークルっぽい雰囲気はありますが、閉鎖的なグループ意識はもたず、常にオープンであることを心掛けたチーム作りを行っています。
代表の野呂は、大学の先輩。私が学生時代から人材関連企業やNPOでインターンを経験していたこともあり、以前から度々仕事の誘いをもらっていたんですが、タイミングが合わず断り続けていたんです。しかし2019年の夏に野呂から
「物流業界を再構築する事業をやらないか」
と誘われ、X Mileに立ち上げから関わることに。
実は学生時代のインターン経験から、人材不足など物流業界の抱えている課題にはずっと注目していて。野呂が描いた事業内容に大きな価値を感じ、参加を決意しました。
物流業界のイメージを変えたい
現在はコロナの影響により、経済や雇用状況は平時と異なる動きをみせています。しかし物流業界は慢性的な人材不足が続いており、ドライバーの採用需要は衰えていません。一方で、仕事探しに苦戦している方も多いという現状があります。
そこで今後は、業界未経験の若い方に、ドライバー職への転向に興味を持っていただけるような取り組みもすすめたいと考えています。若い世代に向けて物流業界やドライバーの仕事について正しく伝えながら、業界イメージのブラッシュアップを図り、ブランディングにも力をいれたいですね。