各都道府県のおすすめ移住先

東北地方に住みたい!東北地方の基本情報や移住支援制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

東北地方は、6県ともそれぞれが自然豊かで独自の取り組みを行っています。
首都圏からの移住を考えたときに、新幹線も開通しているので便利な地域です。
ここでは、各県の移住支援などの特徴を紹介していきます。

福島県

福島県は移住するにあたって、注目すべきは働くための環境が整備されている点です。
県民の「正規雇用者比率」は全国4位と高く、経済的な豊かさを判別する「勤労者世帯可処分所得」では全国2位と各世帯の収入安定度が伺い知れます。

また12の市町村では空き店舗等を利用した「創業スタートアップ支援事業」や「創業等支援補助金」など、起業を行う人への支援も行われています。そして全国的に広大な面積を誇る福島県では農業などが盛んです。もも収穫量は全国2位で、水稲収穫量は第6位と高水準で、食料自給率もかなり高く農業に力を入れています。

新規就農希望者に対する就農支援も充実しており、須賀川市では、移住した新規就農者に対して最大3万円の家賃支援が行われます。首都圏からも近い福島県への移住は、今の生活を維持したままでの移住を考える方にはおすすめです。

宮城県

宮城県は東北一の経済地域である仙台市がある事から、移住した後に一般企業に転職したい方にとっては就職先が多く、候補に入れたい地域です。石油や鉄鋼、製紙などの素材型工業や、電子部品や自動車などの加工組立工業に加え豊かな県産の食材などを生かした食料品製造業も発展しています。

東北最大の商業都市といえる仙台市や、貿易拠点の仙台塩釜港など働く場所は充実しています。
就農支援や就漁支援も充実しており、石巻市では空き家を活用したシェアハウスを拠点に漁業体験型研修を実施しています。

子育てに関しては、栗原市が「すこやか子育て支援金」として子供1人目には2万円、5人目に至っては20万円が支給されます。宮城県は東北イチの経済区域で、農業や漁業から一般企業への転職まで多くの働き口があり、移住後の生活が安定しやすい県です。

山形県

東北地方に住みたい!東北地方の基本情報や移住支援制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

山形県は移住に当たって、仕事や住居に関して充実しています。「正規雇用者比率」は全国1位と高く、転職した場合も生活が安定しやすいです。また、県外から移住し賃貸住宅に入居した場合には、上限1万円の補助が最大24ヶ月行われるという「ふるさと山形移住・定住促進事業家賃補助金」があります。

就農希望者に対しては、農業短期体験が行われるなど新規就農者にありがたい支援もあります。また「一人暮らし高齢者率」は全国1位と高く、高齢化も進んでいますが老人医療費は全国でもトップクラスの低い値で、元気な高齢者が多い事も特徴的です。

田舎で、昔ながらの日本的な生活がしたいと考えた場合に山形県は、かなり良い地域ではないでしょうか。

岩手県

岩手県は手つかずの自然が多く残っており、自然に癒される地域です。仕事面でも自然を相手にした職種に対して、県としての支援が行われています。農業の担い手の育成や「酪農ヘルパー」など、農業・畜産業へのハードルが低い県です。

そして林業、漁業にはそれぞれアカデミーがあり育成のために1年間研修を実施する機関があります。
教育に特色のある県で、高校では他県にないユニークな教育を行っており水沢農業高等学校では「馬学」が学べたり、潜水の基礎知識が学べる種市高等学校などがあります。

葛巻町は県外からの山村留学生を募集し、学生の頃から岩手県の自然環境を体験し町の課題を研究するなどして、地域に愛着ある「交流人口」を多く輩出しています。

秋田県

秋田県は、四季折々の豊かな自然や多彩な祭りが残っている日本の原風景的な地域です。過疎化が進み人口増加率は全国最下位ですが、そのかわり教育や子育てに対しての取り組みが充実しています。

全国的に見ても学力が高い県として有名で「秋田で学ぼう!教育留学推進事業」として都会の子供が学びを目的に来県する「秋田型」教育留学の取組を推進するモデル事業を実施しています。この取り組みによって交流人口が増加し移住に繋がっています。

また「待機児童数」も少なく、乳幼児から中学生まで医療費の助成も行っています。そして犯罪が少ない県としても有名なこともあり、子育てに適した地域と言えるでしょう。県内就職をサポートする独自の「Aターン登録制度」を行っています。Aターンの「A」はだれでも来てほしいという「ALL TURN」と秋田の頭文字から取っています。

青森県

青森県は移住者に対しての取り組みを数多く行っています。十和田市などでは、40歳未満の子育て世帯が市内に移住する際に、引っ越し費用の一部を補助してくれます。弘前市では、子育て世帯を対象に公共住宅を低賃貸で提供するなど、子育て世帯にやさしい支援があります。

青森県は待機児童の割合が全国で最も少なく、子供を育てるに適した地域と言えます。他にも移住者への支援は行われており、階上町では「いきいき あったか 階上移住計画支援事業」として移住準備助成金を1世帯15万円まで助成されます。

他にもお試し居住など、県全体で移住者をサポートしています。

まとめ

東北地方は、首都圏からゆかりのある地域が多く移住に適しています。日本海と太平洋、奥羽山脈と自然豊かな地域でストレスフリーな生活もできます。農業や林業、漁業など第1次産業も盛んなので、移住後に自然を相手にした仕事に就くこともできます。

日本の原風景が残る東北地方への移住を考えてみてはいかがでしょうか。


提供・移住支援.com

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