妊娠や出産というライフイベントは、嬉しさからSNSで報告をする人も多いですが、時として思いもよらないアクシデントが起きることもあるようです。
※イメージです(以下、同じ)
31歳で出産。嬉しさからインスタに写真をアップ
今回お話を聞いた泉さん(31歳・仮名)は、都内で1歳になる赤ちゃんを育児中です。29歳のときに、職場で上司だった男性と結婚しました。
「大学を出た後に、健康器具の製造販売業の会社に入社しました。仕事は総務部で繁忙期以外はあまり残業もなく良い職場だったのですが、“ずっとこの会社で働き続けるのは退屈だな……”と思っていたんです。
周りもちょうど、転職や海外留学など人生の転機に差し掛かっていた友人も多かった。自分の場合はキャリア志向ではなかったので、30歳までに結婚したいと思いました」
その後、泉さんは職場を退職して派遣社員として働くようになりました。ストレスが無くなったせいか、それまで生理不順だったのがきちんと生理が来るようになったそうです。
赤ちゃんの写真を投稿すると“いいね!”がたくさん
「結婚してすぐに妊活を始めて、1年で妊娠しました。結局、派遣の仕事も数か月で退職しました。自分では妊娠を早いとは思わなかったのですが、出産した病院で知り合ったママも、少し年上の人が多かったです」
厚生労働省の「人口動態統計」(平成28年)によると、第1子出生時の母親の平均年齢は30.7歳となっていますが、都心部などではもう少し高いかもしれません。泉さんは友人の間でも、出産をした年齢が早いほうだったと言います。
「大学時代の友人たちはまだ独身や、子どもがいない子が多かったです。みんなの間で初めての赤ちゃんなのもあって、出産後は友人が近所まで赤ちゃんを見に来てくれたりしました。インスタでも、赤ちゃんの写真をアップするとたくさんの“いいね! “がついたりしたので、自分が評価されたみたいで嬉しくて、どんどん画像をアップしていましたね」