お仕事や旅行など、やむを得ない理由で猫にお留守番してもらわなければいけない場合もありますよね。猫のお留守番を心配に感じる飼い主さんも多いでしょう。

そこで今回は、猫の留守番について注意点や、愛猫が安心・安全に過ごせるような対策について解説していきます。

猫は留守番が得意?寂しくない?

猫は何日間留守番できる?起こりうるトラブルや対策・注意点についても解説
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

猫は犬に比べると、比較的留守番が得意な動物と言えます。もともと単独行動を好み、マイペースな生き物のため、1泊2日程度であればお留守番が可能でしょう。

ただし、健康面に問題がある猫や、離乳の済んでいない猫の場合は、長時間お留守番させることは避けましょう。また、お留守番させる場合はフードやトイレなど、万全の体制を整えてから家を離れる必要があります。

後の項で詳しく解説していきます。

留守番で起こりうるトラブル

猫をお留守番させることで起こりうるトラブルには以下のようなものがあります。

【起こりうるトラブル】

・粗相
・物を壊す、怪我をする
・誤飲や食べてはいけないものを食べる
・脱走

1つずつ詳しく解説していきます。

粗相

留守中はトイレの用意を万全にしておく必要があります。基本的に、トイレは清潔にしてから外出しましょう。

トイレが汚れていると、やむを得ず他の場所でしてしまったり、トイレを我慢してしまったりすることも。泌尿器系のトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。

詳しい対策は本記事内の「留守番の対策・注意点」の「トイレを清潔にしておく」で解説していきます。

また、留守中の粗相は一過性の場合が多いため、帰宅後しっかり遊んであげたり、「頑張ったね~」と褒めてあげたりすればすぐに改善されることが多いとされています。決して叱らないようにしましょう。

物を壊す・怪我をする

飼い主がいない間に、物を破損したり、かじったりしてしまう可能性もあります。最悪の場合、猫の怪我や開腹手術が必要な事態につながってしまう可能性もあるため、対策をしておきましょう。

事故になりそうなものは、猫が届かないところにしまいましょう。また、入ってほしくない場所や、猫に危険が及ぶ可能性のある場所は、留守中に猫が侵入できないようにするとよいでしょう。

お風呂場は水を全て抜き、万が一のためにドアを閉めておきましょう。電化製品のコードも齧る可能性があるため、気をつけましょう。お部屋全体を対策するのは難しいものです。数時間の留守番中はケージを活用するなど、安全を確保するのも有効な手段です。

また、留守中に地震が起こり、猫に危険が及ぶ可能性もあります。地震に備え、家具の転倒を防止するグッズを使うなど、防災対策もしっかり行っておきましょう。

誤飲や食べてはいけないものを食べる

猫が届くところに食べ物を出しっぱなしにしないのはもちろん、キッチンやダイニング周りの生ゴミや、食事の残りは全て処分しておきましょう。

また、ゴミ箱はフタをして開けられないようにしておきます。できればキッチンは立ち入り禁止エリアにするのが安心でしょう。難しい場合は、食べ物は棚にしまって、棚を開けたりできないように対策をしておく必要があります。

食べ物でなくても、部屋の中に落ちているものを飲み込んでしまう可能性もあるので、物を出しっぱなしにせず、掃除してから家を離れるようにしましょう。

脱走

飼い主が留守にしている間に、雷などの大きな音がきっかけで外へ逃げてしまうことも考えられます。そのため、外へつながる場所の戸締りを各所しっかり行っておく必要あるでしょう。