「must」―その仕事から得られる「価値観」

「好き」を仕事にするうえで何よりも大切なのは、自分にとってそれがどれほどの「価値」を持っているのか、どのくらい「大切なこと」なのかという点です。

守りたい「自分らしさ」

まず、自分がその仕事を通じて何を得たり感じたりしたいのかを考えてみましょう。例えば、同じ営業という仕事であっても、「お客さまと接することが好き」なのか「目標をクリアしていくことが好き」なのかで価値観は変わってきます。

「その仕事が好き」よりも、仕事にかかわっているときの「どんな自分が好き」なのかを考え、「自分らしく好きな仕事をするには?」に重点をおいて考えると、自ずと働き方や働く先が見えてくるかもしれません。

知れば知るほど広がるギャップ

好きだと思って始めた仕事で挫折を感じるのは、イメージしていた働き方とのギャップが大きくなっていくことが要因ではないでしょうか。

仕事をする中で「その仕事を十分に理解できていなかった」、「思っていたほど評価されなかった」という気持ちになったときにギャップを感じることが多く、また職場環境が影響することもあるでしょう。

3つの調和を広げるために

ワークライフバランス

好きなことを仕事にして満足できる毎日を過ごすことにも、じつは危険があります。それは、仕事をしている以外の自分をイメージできないことや、自分らしさではなく企業人らしさに価値観がすり替わってしまうことです。一昔前の企業戦士といったところでしょうか。

時には仕事をしている自分を客観的に観察したり、仕事以外でも自分らしさを楽しめているかを確認したりしてみましょう。

自分の未来に期待する

誰しも仕事を選ぶときには「好き」や「興味」という理由が選択肢にあるのではないでしょうか。その中でイメージとのギャップを感じて悩む方は多いでしょう。

仕事だけでなく、日々の生活全体で心の調和が取れていくと充実した日々が過ごせます。最初は小さな調和でも相乗効果で大きく広がっていく過程に自身の成長を感じられれば、「好き」を仕事にしても失敗ではないと言えるのではないでしょうか。

文・高村浩子(ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP))/DAILY ANDS

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