育休中にやっておきたいママ磨き

(写真=PIXTA)

仕事の不安が軽減されたら、復帰後の育児の不安をどう減らすかも重要です。

子どももママも安心できる環境作り

職場復帰に向けて仕事をしている間、保育園や託児所などで我が子が快適に過ごせるかは大きな心配事です。病気のときにはどうするのか?お迎えは時間通りに行けるだろうか?など。

少しでも安心できるために、通園予定の保育園へ何度か足を運んだり、病児保育の受け入れ先を探したりしておくことをおすすめします。近くに両親が住んでいるのであれば「連携がスムーズにできるのか?」「夫の協力は得られるのか?」などを確認し、身近に頼れる環境を作っておきましょう。

また、こうした心配事を抱えがちな働く母親をサポートするために、各自治体では「ファミリー・サポートセンター」を設けているので、ホームページなどで確認して話を聞いておくのもおすすめです。

時短家事に挑戦

育休中は家事に時間を費やすことができますが、職場復帰と同時に目まぐるしい日々がやってきます。

食材をメニューごとに冷凍保存する、洗濯した衣類を片付ける動線を短くするなどの工夫を育休中に整えておくと復帰後もスムーズに動けるでしょう。

やらなければいけないことはたくさんあるのに、うまく回らない日常は大きなストレスになります。余裕のあるうちに時短家事に挑戦して、復帰後の家事をストレスにしないように心がけましょう。

共働き世帯はパートナーとも協力しよう

ある調査では、仕事と育児の両立に必要な要件として、「配偶者の積極的なサポート」や「家事育児の役割分担について配偶者と話し合って納得した」ということが挙げられています。

育休の期間中に、夫と家事育児に関して話し合っておきましょう。互いに納得して協力体制になったらそこからが「育パパ」です。

人は自分のやり方以外の方法でされたことに対してストレスを感じるものです。洗濯物のたたみ方を見ても夫婦でやり方が違っていませんか?ストレスを減らすためには、自分のやり方をパートナーに共有したり、逆にパートナーのやり方を学んでおいたりする姿勢が肝心です。

両立をスムーズにする制度の利用

最後に、「育児・介護休業法」によって、育児と仕事を両立する人をサポートするために整えられた制度について紹介します。職場によっては利用にためらう場合もあるかもしれませんが、法律として認められていることを知っていると安心です。

子どもの看護休暇制度

小学校就学前の子どもが病気、けが、予防接種などの際に1日もしくは半日単位で休暇が取得できる制度です。

勤務時間の短縮などの措置

3歳に満たない子どもを養育する労働者に対して、1日の所定労働時間を原則6時間とする制度です。企業ごとに定められた時短勤務制度も確認しておきましょう。

所定外労働の免除

3歳に満たない子どもを養育する場合の残業の免除と、小学校就学前の子どもを養育する場合の時間外労働の制限ができる制度です。

育休は頑張るママに与えられた長期休暇です。子育ての毎日は完全休暇ではありませんが、次への準備を周到に整えて職場復帰の日を迎えましょう。

文・高村浩子(ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP))/DAILY ANDS

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