生まれ持った素材が同じでも、心がけ次第で評価が変わる
以前より存在感が出て話しかけやすい雰囲気が出てきたのか、ある時から道を聞かれる数がぐっと増えました。「重いものを持つから」といつもスニーカーだったのをヒールに変えたら、それまで私を男扱いしていた上司が、エレベーターで「どうぞ」と先に通してくれて、重い荷物を持ってくれるようになりました。
ちゃんと外見に気を配るようになると、かつては「いつも飲みすぎ! 大酒飲みだ」と言われていたのが「お酒が飲める女性っていいね」と、中身や生まれ持った素材は変わっていないのに相手の受け取り方が変わってきたのです。
ミスをした人が、どんくさいと言われるか天然と言われるか。高学歴の女性が、ガリ勉と言われるか才媛と言われるか。生まれ持った素材が同じでも、ブスに甘んじるかキレイを心がけるかの違いは大きいです。念のため誤解のないように言っておきますが、ここでいうブスはマインド(心がけ)に問題がある状態のことです。
一番つらかったのは、自分の努力不足を認めること
肌荒れして、化粧っ気のない昔の私の写真をみて、多くの方から「どうして?」「そんなに自分に自信がなかったの?」などと言われました。
ものすごく自信がなくてかわいそうな人に見えるのかもしれませんが、別にそうでもありませんでした。私がブスだったのは、ラクを選んだ結果です。当時の私は「きちんとする」の基準が低いため、自分が他人にだらしない印象を与えていると気付いてすらいません。
左が25歳の頃、右が43歳の筆者(本人写真)
自分をブスだと思っている女性も、ちゃんとすれば、きちんと扱われる女性になるでしょう。全ての女性はお化粧など身なりを整えればキレイになりますが、分かっているのとできているのは全く別物。 頭の片隅で「いつかやろう」「やった方がいいのは分かっているけど」と御託(ごたく)を並べながらラクを選び、行動に移さない女性は「かわいそう」ですか? 厳しい言い方をすればそれは、努力不足。もちろん、本人が現状に満足していれば、他人がとやかく言うことでは全くありません。
私が自分を変えてきた作業の中で一番つらかったのは、そんな自分の努力不足を認めることでした。それよりは「出会いがないだけ」と思っているほうが自分を保てるんですよね。
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<取材・文/菊乃> 【他の記事を読む】⇒連載「私が結婚できないワケ」の記事一覧はこちらへどうぞ 菊乃 恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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