こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

 29歳まで、いわゆる“モテ”や“キレイ”と言われるようなこととは無縁だった筆者。20年近く前、当時は同年代の女性たちが華やかなオフィスファッションを装う中、手玉だらけの服に、ほとんど化粧もせず眉毛も髪の毛もボサボサのまま、年間300日はジーンズにスニーカーで出勤。それを個性だと思っていました。(現在のようにスニーカーがおしゃれとして定着するよりも、かなり前の話です)

29歳で「私、ブスだ」と気づいた女性の変身。まず最初にポテチをやめた
(画像=『女子SPA!』より引用)

左が21歳の頃、右が43歳の筆者(本人写真)

 外見を変えなくても、中身を見て丸ごと受け入れてくれるような、たった一人の運命の男性をずっと待っていました。そんな私が「ブスだった」と気が付き受け入れてから起こったことを、前回に引き続きお話しします。

【筆者の過去写真、もう1枚はこちら】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 【前回記事】⇒29歳、髪も眉もボサボサの女性。「私はナチュラル」のカン違いから“目覚めて”変身

ひとまずビールとポテトチップスをやめる

 運命の人がやってくる気配がなくなり、自然乾燥だった髪の毛をドライヤーで乾かすとか、ストッキングを履くとか、最低限レベルの女磨きを始めました。自分は吹き出物ができやすい敏感肌だと思っていましたが、ビールとポテトチップスをやめたら肌荒れはしなくなりました。

 やった方がいいのは分かっているけれど、やっていなかったことを実際におこなってみて、「男ウケばかり狙って媚びている」と見下していた女性たちがやってきたことが、男ウケ以前の当たり前の努力なのだと気が付いたのです。

 結婚している友達に話したら「そんなの当たり前だよ」と言われて、自分がいかに当たり前のことすらやってこなかったかが身にしみました。

29歳で「私、ブスだ」と気づいた女性の変身。まず最初にポテチをやめた
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです(以下同じ)

 同じタイミングで私は都内に転勤になり、電車通勤の生活になりました。電車の中で女磨きの備忘録としてブログを書き始めたのですが、これを「分かりやすい」「面白い」と言っていただき、読者が増えていったのです。

「あと一歩の惜しいレベル」になったら助言が増えた

 最低限レベルの女磨きをはじめてから、私は周りの方から言われることが変わりました。 「服に髪の毛が付いてるから取るね」と言われたことがあったのです。

 私と同じタイプの方以外は、「え、なんの話?」と思われたことでしょう。  毛玉だらけの服を着たボサボサ頭の人の服に髪の毛が付いていても、誰も気が付かないし指摘もしないものです。だけど、こういう些細なことを直してくれる方が増えたのは、私にとって目に見える“変化”でした。

「ちゃんとお化粧したらキレイになると思うよ」という遠回しの指摘を受けても、全く響かないどころか褒め言葉だと勘違いしていたガサツ時代と違って、「あと一歩の惜しいレベル」になると「ビニール傘の使いまわしはやめた方がいいよ」など、いろんな助言を頂けるようになったのです。