cautionとwarningの意味の違いについて知っているでしょうか。警告・注意という意味を持ちますが、それぞれの英語が持つ細かいニュアンスは異なります。この記事では、2つの英語の意味と使い分け、その他の類義語の違いについてまとめています。

cautionとwarningの意味とは?

cautionの意味は注意・慎重・用心

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

cautionの意味は注意・慎重・用心です。自分が用心して注意深くなったり、人に注意を促したりすることを指す英語です。品詞は名詞と動詞があります。語源は印欧語から始まり、近くする・注意を払うという意味でした。そしてラテン語では気を付けるに変化し、英語では注意するという意味に派生しています。

warningの意味は警告・戒め・前兆

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

warningの意味は警告・戒め・前兆です。現在分詞形で、原形はwarnです。warnの意味も警告や通告を指しています。品詞は名詞と形容詞があり、何かが警告していることや、警告の言葉そのものを表すときに用いる英語です。また前兆の意味もあり、大きな病気を発症する前兆をwarningと表現します。

warningの原形であるwarnの語源は、印欧語werから始まっています。意味は「覆う」でしたが、古英語では注意・警告するという意味に代わり、今の英語でもそのままの意味で派生しています。

cautionとwarningの違いと使い分け方とは?

言葉の違いと使い分け方①warningは人への警告や戒めの意味が強い

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

言葉の違いと使い分け方1つ目は、warningは人への警告や戒めの意味が強いことです。注意と警告では警告の方が受ける印象が強いという違いがあります。また、危険を知らせるニュアンスもあります。そのため使い分けとしては、警告を促してより強く人を制止したい場合にwarningを使うということになります。

言葉の違いと使い分け方②cautionは注意や慎重の意味が強い

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

言葉の違いと使い分け方2つ目は、cautionは注意や慎重の意味が強いことです。warningは制止する意味がありますが、cautionは慎重さや対象に気を払う意味が強いという違いがあります。そのため使い分けとしては、対象に注意を向ける・慎重になるということを表現したい場合に使います。

言葉の違いと使い分け方③気を付けてほしいなら注意のcaution

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

言葉の違いと使い分け方3つ目は、気を付けてほしいなら注意のcautionです。相手に何かを気を付けてほしいなら、cautionを使うといいでしょう。注意を向けるというニュアンスがあるので、何か危険なものを見つけて知らせたいときや、慎重を要する作業なことを伝えたい場合にcautionを使います。

言葉の違いと使い分け方④危険を強く知らせたいなら警告のwarning

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

言葉の違いと使い分け方4つ目は、危険を強く知らせたいなら警告のwarningです。明らかに何かの危険を伴うため、相手を呼び掛けて止めたい場合はwarningを使うといいでしょう。戒めという意味があるように、危険を予期させるニュアンスがあります。危険性を相手に通知したい場合にwarningを使います。

cautionの具体的な英語文例とは?

英語文例①caution about~

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=Photo by raoul esmere、BELCYより引用)

英語文例1つ目は、caution about~です。~について注意するという意味の表現になります。例えばcaution about expression mean(表現の意図について注意する)、caution about phrase(言葉遣いに注意する)という感じになります。

英語文例②caution against~

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

英語文例2つ目は、caution against~です。~に対して注意するという意味の表現です。例えばLet's caution against errors(間違えないように注意しよう)、caution against molds is necessary(カビへの注意が必要です)という感じです。

英語文例③require caution~

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

英語文例3つ目はrequire caution~です。用心が必要という意味の表現です。口語的に使われるというよりは、熟語のように書き言葉で使われている表現です。文章では内容を強調するために、文頭や文末に書かれている場合が多いです。

例えば「This require caution,」と文頭に書いて「これは注意を要する」と前置きするような使い方をします。また文末に書く場合は「~is elaborate and requires extreme caution(~は入念で大変な注意を要した)」といった感じの使い方をします。

英語文例④use caution with~

cautionとwarningの違いは?警告の意味を表す英語の使い分け・区別
(画像=『BELCY』より引用)

英語文例4つ目はuse caution with~です。~には注意が必要という意味の表現です。例えばuse caution with tool(このツールを使う場合は注意が必要です)また順番を入れ替えてuse the process with cation(この手順は注意を要する)とも書けます。