転職のプロからのキャリアアドバイス
1. 「安定して働く」とはどんな状況か考える
「コロナ禍でも安定して働きたい」とのことですが、人それぞれ「安定」の定義は異なります。例えばお休みが多い、お給料が安定している、スキルが身につくなど、相談者様にとっての安定した働き方とはどのようなものなのか、まずは具体的に考えてみましょう。
「今の状況が嫌だから転職したい」というマイナス要素ではなく、こんな仕事がやりたい!こんなスキルを身に付けたい!そんなポジティブな理由に目を向けると、どの職種を目指すにしても転職活動がうまくいきますよ。
2. ライフイベントを見据え、未来に照準を合わせて
今回の転職活動では、現在はもちろん、5年10年先といった未来にも焦点を当てることをおすすめします。
今の時代「結婚、出産後も働き続けたい!」という女性が多く、20代30代の転職は将来的なライフイベントと仕事の関わりについても考える必要があるからです。
定年まで何十年も働くと想定して、今の自分に不足しているスキルは何か?整理して考えてみましょう。
コロナ禍で企業のDXが進み、AIの活用や業務のデジタル化が浸透した現在、ITに関する知識を学ぶ必要性を感じている方がとても多いです。リモートワークも増えていますし、PCスキルは今やどんな職種でも必要ですよね。
パソコンに不慣れとのことなので、まずはPCスキルを証明する資格の取得を目指すのも一つの方法。学ぶ意欲がある点は、転職活動においてもアピールポイントになります。
3. コミュニケーション力は最大の武器
相談者様の最大の武器はコミュニケーション力です。これまでずっと接客業を続け、楽しみながら働いているエピソードに明るい性格が現れていますね。
コミュニケーション力がマイナスに評価される職場は、まずありません。営業や事務はもちろん、エンジニアなどの技術職でも、社内外で円滑に仕事をする上でコミュニケーション力は重要。どんな職種でも、この強みは活かせるでしょう。
そこで「コミュニケーション力×デジタル社会」という切り口から、転職先を考えてみてはいかがでしょうか?
異業種に転職したからといって、今までの経験が無駄になることはありません。コミュニケーション力という強みを活かしながら、新たにIT・デジタルスキルを身につけて、あなたにしか任せられないような仕事を見つけていきましょう。
今回のお悩み相談員
WORXデジタルウーマン 村上 美智子
ブライダル業界で接客からマネジメント、海外赴任に販促企画まで幅広く経験したのち、アドバイザーに転身。現在は保育園へ通う子供に「初めての体験」をさせることに夢中。
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