近年世界的に注目が高まるフェムテック市場。バイオリズムアプリや月経カップ、そして吸水ショーツなど、日本でもたくさんのプロダクトを目にするようになりました。今回、PARISmagが注目したのは「吸水ショーツ」。

月に一度の生理週間を、悩みゼロで過ごせる女性はほぼいないのではないでしょうか。だからこそ、自分の身体や体調を見つめなおすきっかけをくれるアイテムたちで、いつもより心地いい1週間を叶えてくださいね。

主流はタンポン。パリジェンヌは“漏れ防止”が重要

頭痛に腹痛、怠さに眠気、その程度に違いはあれど、マイナートラブルが起きがちな生理期間。パリジェンヌはこの期間を、どのように過ごしているのでしょうか?パリ在住のイラストレーター・十河藍子さんに現地の様子を教えていただきました。

「日本との一番大きな違いは生理痛を和らげるために薬を飲まないこと。フランスでは、風邪も薬を飲まずに治す人が多いくらい、薬に頼りません。重症ではない限り薬は飲まないという人がほとんどなんです」。

一方、生理痛がひどい人は低容量ピルを使用している人が多いそう。

パリジェンヌはどう過ごす?フランスの生理事情と、おすすめ吸水ショーツ3選
(画像=『PARIS mag』より引用)

「フランスでは低容量ピルはかなり低価格で簡単に手に入りますし、日本よりも多くの女性が飲んでいる印象です。『ヨガや柔軟体操をしてリラックスする』と言っていた友人のパリジェンヌもいました」。

痛くなってから薬を服用するのではなく、低容量ピルで計画的に予防するのがスタンダード。ヨガや柔軟体操はすぐに取り入れられそうなので、ぜひ参考にしたいですね。ところで生理用品はナプキン、タンポン、布ナプキンなど多種多様。日本では圧倒的にナプキン派が多いという印象ですが、フランスはどうなのでしょうか?

「一番スタンダードなのはタンポン、次にナプキン、経血カップ、そして吸水ショーツという印象です。これは私見ですが、フランスのナプキンは日本の物と比べて極めてクオリティが劣っているように思えます。肌触りもプラスティックのようで、羽付きのものもあまりないですし、どうしてもモレが気になりますね。そのような理由から多くの人はタンポンを利用するのではないでしょうか。

知人に聞いたところ経血カップを使用している人も結構いるそうですよ。しかしパンデミックでおうち時間が増えたことで、長時間トイレに行けないという状況がなくなり、今は注目度が落ちているように感じます」。

そんななか、パリでも注目されているのが吸水ショーツです。

「吸水パッドが付いていて、経血をそのまま吸水している吸水ショーツ。最近はスーパーやドラッグストアでよく見かけるようになりました。タンポンとの併用か、終わりかけの時はショーツのみで問題ないほどの吸水性で便利です」。

フランスにはデザイン性の高い吸水ショーツブランドがぞくぞく登場しているようですが、日本も同様おしゃれなブランドが誕生しています。そこで、日本製の吸水ショーツブランド3つをPARISmagがセレクトしました。

【EMILY WEEK】女性の体の変化を心地よいアイテムでサポート

パリジェンヌはどう過ごす?フランスの生理事情と、おすすめ吸水ショーツ3選
(画像=Organic Cotton ブラ for RESET 6050円(税込み)、Organic Cotton ECOサニタリーショーツ for RESET 5390円(税込み)ともにEMILY WEEK、『PARIS mag』より引用)

身体のラインをきれいに見せてくれるデザイン性の高さや、絶妙な色づかいが魅力の『EMILY WEEK(エミリーウィーク)』は、ファッションとしても楽しませてくれるライフスタイルブランドです。プロダクトに込められたコンセプトは、「日常を、心地よいリズムに。」。洗練されたデザインだけでなく、さらりとした肌あたりの優しい素材感で心までもほぐしてくれるような付け心地にじわじわとリピーターが増えているんだとか。

新色のニュアンスカラー、ブルーグレーが加わった「吸水ショーツ」は、肌をなめらかに見せてくれるので、ホルモンバランスの影響で下がりがちな気分までも軽やかにシフト。同じ素材&カラーの「RESETブラ」と組み合わせれば、普段と変わらないコーディネートを楽しみつつリラックスできます。『EMILY WEEK』の叶える“心地よいリズム”というのは、ブルーな週間も楽しめるおしゃれと心地よさが前提。身につければその意味を感じてもらえるはず。

パリジェンヌはどう過ごす?フランスの生理事情と、おすすめ吸水ショーツ3選
(画像=『PARIS mag』より引用)

初めての方に◎

オーガニックコットン95%の生地の優しいつけ心地だからこそ、吸水ショーツが初めての方にも推したいアイテムです。吸水力は、10-13mLほど。外出する予定がない日や、生理週間の終わり頃に取り入れるのがおすすめです。

【Nagi】個性的なカラーも魅力。女性たちのリアルな悩みをもとに作られた1枚

パリジェンヌはどう過ごす?フランスの生理事情と、おすすめ吸水ショーツ3選
(画像=『PARIS mag』より引用)

『Nagi(ナギ)』の吸水ショーツは、ライフスタイルや一日の過ごし方によって、3つのタイプ(full/standard/slim)から選ぶことができます。漏れが気になる夜には105mLを吸水する「full」、日中は吸水面がグレーで身体の変化に気付きやすい「sign standard」など、自分でセレクトしながら生理周期や体調と向き合う習慣を作るきっかけを与えてくれます。

「to be yourself everyday.」。それがNagiからすべての女性たちへのメッセージ。

女性たちに寄り添う『Nagi』のサイトを見ると、さまざまなボディシェイプのモデルたちが身に着けているのがわかります。女性たちの身体そのものに対するリスペクトが、プロダクト以外からも強く感じることができるのも素敵ですよね。

深い情熱はNagiの開発工程にも表れています。約1年半もの期間をかけた開発には、150人の女性たちにアンケートやヒアリングが行われました。不快感やニオイ、かぶれなどどんな些細な悩みにもきちんと見つめてきた背景は、ひとつのドラマのよう。その思いは、機能やデザインにしっかりと落とし込まれているんですよ。

パリジェンヌはどう過ごす?フランスの生理事情と、おすすめ吸水ショーツ3選
(画像=『PARIS mag』より引用)

本格的に取り入れたい方に◎

わずか30秒で97.2%の水分を吸収してくれる技術に加え、防臭や防水加工を施した5枚構造(Slimのみ4枚構造)。吸水ショーツのメインの使用を考えている人は、量や過ごし方に合わせて3つのタイプを組み合わせて、自分にぴったりなアイテムを見つけてみてくださいね。

【Period.」この日々は、もっともっと自分らしく生きるため】

パリジェンヌはどう過ごす?フランスの生理事情と、おすすめ吸水ショーツ3選
(画像=『PARIS mag』より引用)

「自分を制限する壁は自分の中にある 当たり前を変えれば世界も変わる 」。これは、2018年創業の吸水ショーツブランドのパイオニア的存在『Period.(ピリオド)』のブランドメッセージです。日本にフェムテックブームの風が吹く以前から、女性のヘルスケアに着目し、生理の悩みやイメージに向き合い続けてきた力強い意志が感じられます。

そんな想いが形となったアイテムの中から、『Period.』を愛用してきた女性たちの要望をもとに生まれたアイテムを2つピックアップ。

フロント部分のレーシィなデザインがシックな「High Waist(ハイウエスト)」。身につけると透け感がより一層女性らしく見せてくれるので、しっかりとウエストまでカバーされているのにボディラインもきれいに見えます。身につけて「かわいい!」と心が躍ってしまうデザインのチカラはやはり偉大です。

「Sport0(スポーツゼロ)」は、まさにゼロ感覚の軽やかさが一番の魅力。しめつけを抑え気持ちよくフィットするので、スポーツをする場面にぴったりなアイテムです。

パリジェンヌはどう過ごす?フランスの生理事情と、おすすめ吸水ショーツ3選
(画像=『PARIS mag』より引用)

生理と共にライフデザインをしたい人に◎

吸水タイプは2種類、サイズ展開は4種類。「日々の選択に合わせて吸水ショーツをセレクトして、生活まるごと心地よくデザインしたい」。そんな人はぜひ『Period.』のショーツをおすすめします。意識から前向きにさせてくれるブランドです。

「生理の悩みもきちんと解消したいし、おしゃれも心地良さも満たしてほしい」。今回ご紹介した3ブランドの吸水ショーツは、そんな女性たちの要望にもぴったりのはず!そして、洗濯をして繰り返し使用できるサスティナブルな魅力も持ち合わせています。たくさんの女性たちの悩みから生まれた商品から、アナタに寄り添う1着を見つけてみてくださいね。

■お店情報
EMILY WEEK
Nagi
Period.


提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

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