まるで名門小学校のお受験のよう…

　お受験でいう行動観察が1～2年続くということでしょうか。コミュ力不足の私はとても入れる自信がありません（そもそも女性は日本では入会不可）。さらにそのあと、投票があり「バロット」というアイテムを使い、全会員が匿名で白い玉（入会を受け入れる）か黒い玉（入会NG）を選んで入れます。一個でも黒い玉が入っていたらフリーメイソンには入れないというシビアな世界。お受験に例えると筑波大付属小の抽選みたいなものでしょうか……。

「とにかく、フリーメイソンとの交流が大事なんですね。だって、よく知らない人を入れたくないじゃないですか。会員と交流をちゃんと持たないと黒が入る可能性があるんですよ。都市伝説やオカルト的な興味でフリーメイソンに入りたい人だと難しいかもしれませんね」

　交流会に行って「悪魔崇拝の儀式でアドレナクロムを……」とか言い出したら、その場がフリーズしそうです。

「M」はお受験に有利な塾のような存在

「ちなみに、うちのお店の会員（Mも会員制）からフリーメイソンになった人は10人以上いますよ。21歳の若さでなった人も」と、廣瀬さん。お受験に例えるとこの「M」は、枝光会みたいなお受験に有利な塾だったのかもしれません。この人は、と思った志願者にはアドバイスもしてくれるようです。

　ちなみにフリーメイソンは入会に際しては一切勧誘はしてこないそうです。ただダーク系の秘密結社イルミナティは勧誘してくることがあるそうで、廣瀬さんも度々インスタのDMで勧誘されたけれど一切スルーしているとか。

「イルミナティを語ってる人は怪しいですね。インスタを見ると札束の写真が出てきてマルチ商法みたいな感じになってる」

　陰謀論好きとしてイルミナティにも憧れがあったのですが、これからは気をつけます。