ここ10年で大学生の就活事情はどのように変化したのでしょうか?その一つの指標となるのが、 「2011年比 入社が難しくなった企業2021」です。これは株式会社大学通信(以下・大学通信)が2011年から2021年の10年間で入社難易度が上がった企業をランク付けしたものです。
ランキング上位トップ3をご紹介します。
3位 P&Gジャパン
3位は生活用品メーカーのP&Gジャパン(就職偏差値63.8)です。2011年との比較で就職偏差値が4.3上昇しました。
もともと人材育成に定評があるP&Gですが、現在は「社員一人ひとりが自分らしく安心して、能力を最大限発揮できる企業文化」 を念頭においた人材の育成を行っています。その点が就職偏差値上昇の大きな要因でしょう。
2位 帝国ホテル
2位は1890(明治23)年開業 の帝国ホテル(就職偏差値60.2)です。就職偏差値はこの10年で4.6上昇しています。
就職偏差値上昇の一番の要因は、この10年で採用数が半減したことでしょう。
また、帝国ホテルは現在「女性の活躍推進」や「ワークライフバランスの推進」、「外国人従業員活躍の推進」、「障がい者雇用の促進」などを積極的に行っています。
その点も大学生に高く評価され、就職偏差値が大きく上がった要因でしょう。