山手資料館
山手十番館の庭園内に建つミントグリーンの外観が可愛らしい「山手資料館」。1909年に建てられたこの洋館は、横浜に現存する木造西洋館としては最古のもので、とてもこじんまりとしています。現在は横浜開港当時の資料を中心に公開しており入館料は200円。
【よりみち】外国人墓地
元町公園エリアから港の見える丘公園まで歩く途中にある「外国人墓地」。海兵隊員ロバート・ウィリアムスの埋葬がきっかけで始まった外国人専用の墓地です。3月末から12月末の毎週土日祝（雨天はのぞく）に、墓地維持管理を募金するために公開されています。
港の見える丘公園エリア
元町公園エリアから5分ほど歩くと港の見える丘公園に到着。横浜随一の展望スポットとして知られるこの公園内には無料で見学できるふたつの洋館があります。
イギリス館
1937年に英国領事公邸として現在の場所に建てられた「イギリス館」。鉄筋コンクリートの二階建てで、母屋の一階にはサンポーチ、客間、食堂、二階には寝室や化粧室が配置されていました。さらに地下にはワインセラーも。
現在一階のホールはコンサートに、そして二階の集会室は会議などに使用することができます。また2002年より2階に復元された寝室と、展示室を一般公開しており、無料で見学が可能。館内からは隣接するローズガーデンを望め、英国の雰囲気をより強く感じられます。
山手111番館
イギリス館から噴水広場を挟んだところに建つのが「山手111番館」。ベーリックホールと同じくJ.H.モーガンによる作品でスパニッシュスタイルが特徴的で、1926年にアメリカ人ラフィン氏の邸宅として建てられました。赤茶色の瓦屋根に真っ白な壁、地上は木造2階建てになっており、地階はコンクリートです。
当時は一階に吹き抜けのホール、キッチン、ダイニング、リビング、そして二階に寝室などを配していました。1999年より一般公開し、無料で見学が可能。館内には喫茶スペースもあります。
【よりみち】港の見える丘公園
横浜山手の散策に欠かせないスポットが「港の見える丘公園」です。園内の展望台からは横浜ベイブリッジを望むことができ、昼夜問わず多く観光客や地元の人々が訪れます。園内には先に紹介したふたつの洋館のほか、大佛次郎記念館や神奈川近代文学館、フランス山にイギリス山、そして次に紹介するローズガデンにフランス領事館跡と見所も多い。
【よりみち】ローズガーデン
港の見える丘公園はバラの名所としても知られており、イギリス館を背景にして広がるローズガーデンを中心に約110種1,300株のバラが咲き誇ります。春バラは5月中旬～6月中旬、秋バラは10月中旬～11月上旬が見頃。
【よりみち】フランス領事館跡
港の見える丘公園内にあるフランス山というエリア。かつてフランス軍が駐屯していたことからフランス山と呼ばれるこの場所に残るのが「フランス領事館跡」です。1階がコンクリート、2階と3階が木造の3階建ての建物だったと言われており、現在残るのは1947年の火災で焼け残った1階部分。 敷地内には当時の揚水用多翼式風車も再現されています。
提供・トリップノート
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