地元民が伝授!JR青梅線(東京アドベンチャーライン)の知っておくべき3つのこと
突然ですが、皆さんは東京の電車にどんなイメージをお持ちでしょうか。2〜3分に1本は電車がやってくる、そんなイメージではないでしょうか。そのイメージのまま、青梅・奥多摩エリアを走行するJR青梅線に乗車すると少し驚くかもしれません。そこで、地元在住ライターである筆者がJR青梅線に乗車する際、知っておくと便利な3つの情報を皆さんにお伝えします。少しでも観光する際のお役に立てば幸いです。
①JR青梅線を利用する際は必ず事前に時間を調べるべし!
JR青梅線は東京都立川市(立川駅)から東京都西多摩郡奥多摩町(奥多摩駅)を結ぶ路線で、全25駅です。後ほど詳しく紹介しますが、青梅駅より以東では、JR中央線との乗り入れが多く、東京都心への通勤輸送の一角を担っています。青梅駅より先の奥多摩地区では、観光路線としての役割が強いことが特徴です。
青梅駅-奥多摩駅間は、東京都の一部である身近さや駅を降りてすぐに、本格的なアウトドアを楽しむことができるという意味を込めて、「東京アドベンチャーライン」という愛称が付けられています。
立川駅から乗り換えなしで奥多摩駅まで行くことも可能ですが、本数は少なめとなっており青梅駅より先に向かう際は、基本的に乗り換えると思っていた方が良いです。その際は事前にアプリなどで時間を調べることをおすすめします。
立川駅-青梅駅間は1時間に5〜6本程度(通勤時間帯は8〜9本程度)電車が走行していますが、青梅駅-奥多摩駅間は1時間に2本程度、夜遅くには1本と本数が減少します。事前に時間を調べておけば、ホーム向かい側に待機している奥多摩行きにすぐ乗り換えることができるのですが、東京都心のイメージで調べずに向かうと青梅駅で何十分も待機…ということになりかねません。せっかくの観光、タイムロスだけは避けたいと思いますので、必ず調べてから向かうようにしてください。
②JR青梅線は自動でドアが開かない!
※2020年4月9日現在、新型コロナウイルスの感染拡大対策として自動でドアが開閉するように変更されています。(当面の間)
地元民である筆者は日常の一コマなので、何とも思わないのですが、初めてだったり、久しぶりに青梅線に乗車する人が必ずと言っていいほど驚くのが、全駅ボタン式の半自動扱いであること。「ここ東京ですよね?」とよく聞かれます。もちろん、東京なのですが(笑)自動でドアは開きません。
自動でドアが開かない理由として、2011年の東日本大震災が関係しています。元々、青梅駅-奥多摩駅間では通年ボタン式による半自動扱いとなっていましたが、立川駅-青梅駅間でも、震災に伴う福島第一原子力発電所などの停止による電力不足を受け、節電対策及び乗客への配慮として通年半自動扱いとなりました。これにより JR青梅線全駅が通年ボタン式となり、2020年2月現在も同様です。
ここで注意しておきたいのが、JR中央線との直通の場合です。直通の場合のみ、立川駅より自動でドアが開きます。
そして、筆者が日々感じることの一つですが、降りる駅ではなくても、ボタン近くに立った場合、大体その方がボタンを押してくださいます。きっと皆さん慣れているからでしょう。筆者ももちろん同じです。もし皆さんが観光で訪れ、ボタン近くに立った際は、快く押してあげてください。
③意外と便利!東京都心との直通あり!
ここまで青梅線に関する様々な情報をお伝えしていますが、これだけ読むとなんだか不便…と思った方も多いと思います。ここでは意外と便利な東京都心との直通電車についてご紹介します。
基本的に1時間に2〜3本、JR中央線との直通電車が走行しています。皆さんが特に知りたいのは、都心からの青梅・奥多摩エリアへ向かう場合だと思います。直通電車の種類として、基本的に、JR中央線・東京駅からは
- 奥多摩行き
- 青梅行き
- 武蔵五日市行き
の3つがあります。
ここで注意しておきたいのが、3つ目の武蔵五日市行きです。これは東京都昭島市(拝島駅)から東京都あきる野市(武蔵五日市駅)を結ぶ路線なのですが、JR青梅線内でも立川駅-拝島駅間で降りるのであれば、この武蔵五日市行きに乗車しても問題ありません。
拝島駅より先に向かう場合は、青梅行きあるいは奥多摩行きに乗り換えましょう。ただ拝島駅で乗り換えするとなるとホームが変わってしまうため、拝島駅手前の昭島駅で降り、青梅あるいは奥多摩行きを待てば、同じホームで乗り換えることができます。今回ご紹介した梅まつりへ行かれる場合は、日向和田駅が最寄りとなりますので、武蔵五日市行きに乗車した場合は、乗り換えをしてくださいね。
直通電車も停車駅が異なる、特快・快速・通勤快速・通勤特快といった種類がありますが、立川駅からのJR青梅線内は全ての駅で停車しますのでご安心を。その他、ホリデー快速おくたま号なども定期的に運行していますので、時間などがあえばそちらの利用も検討してみてくださいね。
この記事を書いたトラベルライターから一言
今回は東京都青梅市で例年2月後半より開催される「吉野梅郷梅まつり」や周辺スポットをご紹介させて頂きました。
東京というと都心のイメージが強いかと思いますが、東京の西の方と言われる多摩地域も魅力が沢山あります。都心に比べると少しアクセスが悪いですが、直通電車も走行していますので、足を運んで頂けると地元民としても嬉しい限りです。青梅市を含め多摩地域は、東京にいながら都心にはない大自然と昔ながらの風景を楽しめる、そんな場所だと思います。
また、少し余談となってしまいますが、JR青梅線・青梅駅とライブハウスとして有名なZeep Tokyoの最寄りである、ゆりかもめの青海駅を間違える方が結構いらっしゃるそうです。青海に行こうとして青梅に来てしまったという人が多いようですが…。青海駅-青梅駅間は端から端のため、約2時間はかかります。くれぐれも間違いのないようにお気をつけてお越しくださいね。(あやか)
※本記事で掲載した筆者撮影の写真は、全て2019年3月上旬のものです。
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