ジャングルの奥地を観察できる「ジャングルワールド」
ジュゴンの姿に癒されたあとは、熱帯雨林気候のジャングルに住む動物たちが暮らす「ジャングルワールド」へと向かってみました。
入ってすぐ目に飛び込んできたのは、カピバラとショウジョウトキと魚が一緒に暮らす水槽。意外な組み合わせにも見えますが、当の本人たちはとてもリラックスしています。
目の前を泳ぐ魚たちをただひたすら眺めるカピバラさん。何を考えているのでしょうか。
生きた化石と呼ばれるアロワナが優雅に泳いでいます。
アロワナやピラニアもこんな間近で見れます。
ジュゴンと同じく、人魚伝説のモデルとなったアフリカマナティー。華麗な泳ぎを見せつつ、牧草を食べる姿は確かにジュゴンと瓜二つです。
伊勢の美しさと触れ合う「伊勢志摩の海・日本の海」
ジャングルワールドのすぐ隣にある「伊勢志摩の海・日本の海」では、伊勢湾と熊野灘を中心に日本の海の生きものたちが暮らす様子を観察できます。
水槽の中では、多種多様な魚たちが暮らしています。
こちらのスナメリは、伊勢湾や瀬戸内海に生息する小型歯鯨類の仲間。とにかく泳ぐスピードが速く、なかなかシャッターチャンスをもらえません。
ときおり、水面に浮上してはボールを使って遊びます。まっすぐにボールに向かう姿は、まさに海中のサッカー選手です。
まるでダイビングしているかのような「コーラルリーフダイビング」
エントランスホールから向かってすぐ左、サンゴ礁の周りを泳ぐ熱帯魚たちをダイビング気分でのぞけるのが、「コーラルリーフダイビング」。
見渡す限り、魚、魚、魚! 世界初でもある全面ガラスの観覧ギャラリーから見る海の世界は、また違った感動を与えてくれます。
色鮮やかな魚たちの姿は、見ているだけでダイバーになったかのような気分にさせてくれます。
タイムスリップ感覚を味わえる「古代の海」
入口から何やら不思議な空気が漂うのは、「古代の海」コーナー。こちらでは、オウムガイやカブトガニを始めとした、“生きている化石”と呼ばれる生きものたちに出会うことができます。
独特の雰囲気を醸し出す、オウムガイとカブトガニ。他のコーナーの生きものたちとはまた一味違う魅力があります。
水槽の中を右往左往する、アリゲーター・ガーたち。水槽越しに目が合うと、おもわずドキッとしてしまいます。
するどい鼻と目が特徴のチョウザメの仲間。ひとつの水槽内にこれだけの数がいると、さすがに足がすくんでしまいそうです。ちなみに、世界三大珍味のひとつであるキャビアは、このチョウザメの卵を加工したものなのだそう。
床下は全面ガラス張りで、いたるところに化石が並べられています。歩いているだけで古代の海へとタイムスリップしてきたかのような感覚を覚えました。