5. 清明上河図/張澤端
「清明上河図(せいめいじょうがず)」は中国・北宋(ほくそう)の都・開封(かいほう)の様子を描いた巻物です。1736年に制作された写本(複製)の陶板画であり、台湾の故宮博物院貯蔵のものを2倍拡大したものになります。
6. ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後/スーラ
1884年〜1886年にフランスの画家「ジョルジュ・スーラ」によって制作された絵画です。「点描/Pointillism」と呼ばれる手法で描かれた絵画の代表作として知られています。こちらは20.5m×30.5mと、原寸大です。
7. テラスにて/ルノアール
1881年にフランスの画家「ピエール=オーギュスト・ルノワール」によって制作された絵画。英語では「Two Sisters」とも呼ばれている有名な作品です。こちらは、原寸から2倍に拡大されたもの。
展示施設の構造上、窓から人物を覗きこむような格好の鑑賞となるので、絵画を真正面から鑑賞するのとは違った体験となります。陶板名画の庭ならではの体験と言えるでしょう。
8. 糸杉と星の道/ゴッホ
1890年にオランダの「ヴィンセント・ファン・ゴッホ」によって制作された作品です。こちらは、原寸から2倍に拡大されたもの。「夜のプロヴァンスの田舎道」という名前でも知られています。
京都府立陶板名画の庭で特に見どころの3作品
筆者が、陶板名画の庭で最大の見どころと考えるのは、「1. 睡蓮・朝」、「2. 鳥獣人物戯画」、「3. 最後の審判」の3点です。理由は、作品の紹介と重複する点もありますが以下の通りです。
「1. 睡蓮・朝」は水中に設置されており、絵画の展示としては良い意味でありえない状態なので、一見の価値があると思います。水の絵を本物の水と重ねて鑑賞するという、トリッキーな体験ができます。
「2. 鳥獣人物戯画」は、(本来どちらかというと)見づらい巻物が拡大・一括展示されているので、とにかく見やすいです。漫画のルーツとも言われる作品なのですが、これをここまでじっくり一気読みできる場所はなかなか無いでしょう。
「3. 最後の審判」は、まず巨大なことに圧倒されます。入場した時点で、これがここのボスだと直感できるプレゼンス。キャプションが丁寧で、何がどこに描かれているかの解説があり、すっと内容が入ってきます。
上の3点以外の特別賞を選ぶとしたら、「6、7、8をまとめた3点」となります。6、7、8は連作のようにして、窓から覗けるような状態で展示されているので、空間とセットで鑑賞すると面白いです。
京都府立陶板名画の庭の料金&アクセス&滞在時間
- 営業時間:9時~17時(入園は16:30まで)
- 入場料:100円 ※次の該当者は無料:中学生以下、満70歳以上、身体障害者手帳/精神障害者保健福祉手帳/療育手帳等の所持者&その介護者。
- 共通券:250円(高校生200円) ※隣にある京都府立植物園にも入場できるチケットです。
- 所在地:京都府立植物園北山門出口東隣
- 電話番号:075-724-2188
- 滞在時間:15分〜30分
- アクセス:京都市営地下鉄「北山駅」の3番出口のほぼ真横
提供・トリップノート
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