湊川神社の境内
社殿
境内の奥にあるのは本社社殿。向かって右奥には天満神社があり、菅原道真が祀られています。緑ゆたかな境内は、神戸市街の真ん中とは思えないほど静かで心落ち着く場所です。
楠本稲荷神社
水戸黄門が墓碑を建てる前から、この地にあったお稲荷さんだそうです。昭和に入ってから現在の場所に移されました。
どう見ても笑顔に見えてしまう駒狐さん。反対側にいる駒狐さんは巻物をくわえています。
楠木正成公の墓所
楠木正成公の墓所で、門をくぐると立派な墓碑があります。墓碑は亀の甲羅に乗った独特の形式のもので、「嗚呼忠臣楠子之墓」の墓碑銘の8文字は水戸光圀本人の字だそうです。そのすぐ側に光圀公の像が立っています。
菊水総本店
湊川神社と大通りを挟んですぐ向かい側にある和菓子の老舗です。1868年神戸港開港と共に、湊川神社の門前にお茶所として創業。神社に瓦を寄進する習わしにちなんで、瓦型に正成公の勇姿を描いた煎餅を作りはじめました。その功績により楠家の家紋である「菊水」の名を賜ります。
以後140年余現在に至るまで、この瓦せんべいが神戸名物として定着し、有名な和菓子の老舗となっています。
総本店内のカフェ「菊水茶廊」
菊水総本店内にはカフェがあり、美味しいドリンクやスイーツがいただけます。筆者は、その中でも名物とされている「モダンパフェ」をいただきました。有機栽培珈琲で作ったゼリーとあっさり生クリーム、北海道小豆、お茶の味がおいしいアイスクリームがのった、和風パフェです。
このパフェの注目どころは、底にあるのがシリアルやクッキーではなく、砕いた瓦せんべいということ!ほんのり甘いお煎餅とコーヒーゼリー、生クリームのコラボが新鮮です。甘すぎないので、こってりしたパフェが苦手な方でも食べられるのではないでしょうか。コーヒーゼリーがたっぷり入っているのでお腹いっぱいになりますが、カロリー控えめで胃もたれなしです。
意外と知られていない楠公さんの歴史に触れてみては?
楠公さんと親しみを込めて呼ばれていても、意外と楠木正成という人物がどんな人なのか知らなかったりします。湊川神社参拝をきっかけに歴史を紐解いてみてはいかがでしょうか。もう二度と、忘れ去られ寂しい場所にならないように願って。
提供・トリップノート
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