東京・渋谷の神泉(しんせん)にある「ファラフェル/falafel」の専門店「クンバ・ドゥ・ファラフェル/Kuumba du Falafel」を紹介します。名物のファラフェルサンドやフムスを筆頭に、その他のメニューや値段も解説。イスラエル料理についても理解できる内容です。
ファラフェルとはどんな料理か
「ファラフェル/Falafel」を一言で説明すると、「ひよこ豆コロッケ」です。潰したひよこ豆(or/and そら豆)に、香辛料などを混ぜて揚げて作ります。衣はつけないので、その点ではコロッケと異なります。
ファラフェルは中東で広く食されるので、中東料理として認知されていることが多いです。日本の中東料理店でファラフェルを提供するお店は多く、むしろ提供しないお店は無いと言ってよいかもしれないほど。
イスラエルのファラフェル事情
筆者が住んでいたイスラエルという国では、ファラフェルは国民食と言えるほどの人気があります。ファラフェルをピタパンに挟んだ「ファラフェルサンド」はストリートフードの代表格。現地のイケアでは、ホットドックと同列の扱いで売られていたほどです。
イスラエルではファラフェルのプレゼンスが高いので、「ファラフェル=イスラエル料理」のように見えます。しかしファラフェルはイスラエル発祥ではありませんし、イスラエル料理でもないです。
とはいえ、イスラエル国外のイスラエル料理店では、ファラフェルが代表メニューとして提供されることが多いです。ファラフェルはイスラエルの定番料理ではあるので、そういう意味ではイスラエル料理と言っても良いかもしれません。
クンバ・ドゥ・ファラフェルとは
「クンバ・ドゥ・ファラフェル/Kuumba du Falafel」は、東京・渋谷の神泉(しんせん)にあるファラフェル(&ファラフェルサンド)のお店です。イスラエル料理店として紹介されることもありますが、イスラエル料理店ではなく、ファラフェル専門店として運営されています。
どこかの国を代表するファラフェルサンドではなく、独自のファラフェルサンドを提供しています。創作ファラフェルサンド店と言ってもよいかもしれません。
余談ですが、「クンバ・ドゥ・ファラフェル」は、スワヒリ語で「クリエイティビティ・オブ・ファラフェル」とも解釈できる言葉です。
クンバ・ドゥ・ファラフェルの雰囲気
中東料理店といった様子はやはりなく、ヨーロッパのカフェといった雰囲気。木や石、鉄などがラスティックな印象です。スペインバルと言われたら納得しそうな雰囲気で、筆者はフレッシュネスバーガーの店舗に似ているかな、という感想を持ちました。