愛媛県の子育て環境

彩り豊かな自然に包まれた愛媛県は、子育て環境としても魅力的です。行政のサポートとして、結婚から子育てまでの総合ポータルサイト「きらきらナビ」が運営されています。

行政サービスや子育て施設などの公的情報、月齢毎の成長ガイドやお役立ち情報、イベントなど、豊富な情報が見やすく集められており、心強いガイドとなるでしょう。

また、県内の紙おむつメーカー3社と連携し、登録店舗でおむつ購入時に使える商品券50,000円分を交付する「愛顔の子育て応援事業」を行っています。

愛媛県で住むならどこがいい?

愛媛県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

愛媛県には大きく分けて、自然豊かな南予、中心部であり観光客も多く訪れる中予、さまざまな工業が発達する東予と、3つのエリアがあります。それぞれに特色があり、独自の移住支援策も設けられています。

松山市の周辺に住むなら

県庁所在地の松山市は、四国で唯一の人口50万人都市です。医療機関や商業施設などが充実しており、県内の大学4校もすべて松山市内にあります。

日本最古の温泉と言われる道後温泉や、天守閣を始め貴重な建造物が現存する松山城など、数々のスポットから文化と歴史を感じられるでしょう。

また市域には瀬戸内海に浮かぶ30島以上の島を含みます。周辺都市では、同じ中予エリアの東温市・松前町・砥部町・伊予市が10%通勤圏にあります。

定住支援制度として、中島に旧教員住宅を活用した定住促進住宅があり、1ヶ月単位で最長1年滞在できます。興居島にも地元住民が運営するお試し移住施設があり、家庭菜園で農業体験をしながら島暮らしを体験できます。

認定新規就農者制度があり、農業経営開始から5年の就農計画をたて市長の認定を受けるとさまざまな政策支援を受けることができます。

西条市

西条市は、北は瀬戸内海に面し、南には西日本最高峰の石鎚山がそびえる、風光明媚な環境です。工業が盛んな東予エリアの中でも、製造業など四国屈指の工業集積地であり、臨海部には国内最大級の造船ドックを有します。

「うちぬき」と呼ばれる自噴地下水が広範囲にわたって形成された水の都で、農作物の一大生産地でもあります。典型的な瀬戸内海式気候で晴れの日が多い一方、山間部ではしっかり積雪があり、季節ごとに多様なアクティビティを楽しめるでしょう。

空き家バンクや、移住者の住宅改修に対して支援金が交付される制度があります。また就農直後の青年就農者を支援する農業次世代人材投資事業や、創業希望者を研修やフォローアップまで一貫して支援する創業支援事業に取り組んでいます。

宇和島市

宇和島市は県西部に位置し、西側は宇和海に面しています。入り組んだリアス式海岸を有し、真珠や鯛などの国内有数の養殖地です。それ以外の三方は鬼ヶ城山をはじめとする山々に囲まれ、林業や柑橘類の生産も盛んに行われてきました。

古くから闘牛文化があることも地域の特徴です。市内には移住体験住宅が3ヶ所あり、月額15,000円で最長3ヶ月まで現地の暮らしを体験できます。また空き家バンク制度が設けられています。

今治市

造船業や高品質のタオルで知られる今治市。県の北東部に位置し、市街地のある平野部から絶景の多島美を楽しめる島嶼部まで、広く変化に富んだ市域を持ちます。

古くから海上交通の要衝として栄え、海事関連産業の集積地となってきました。広島県尾道市との間を結ぶしまなみ海道の四国側の起点でもあります。島暮らしをしたい人にとっても魅力的な地ですね。

中でも県最大の大三島には、滞在型農園施設や移住体験施設があり農村暮らしを体験できます。市の移住促進事業として、住宅取得費用の10%が補助され、中学生1人につき10万円が加算されます。

また県外からの移住者に対し、住宅改修費用の2/3が助成される制度もあります。45歳未満で独立・自営就農または就農後所得が基準未満の人は、青年就農給付金として最長5年間の給付金を受け取ることができます。

松前町

松前町は、瀬戸内海の伊予灘に面し多くの河川が流れる、水資源の豊かな町です。県内で最も面積の小さな自治体でありながら、JRと伊予鉄道あわせて6つの鉄道駅があり、交通の便に優れています。

隣接する松山市のベッドタウンとして宅地開発が進み、四国最大級のショッピングモールには近隣から多くの人が訪れます。臨海部には大手繊維業などの工場が並び、限られた面積ながら県内有数のハダカムギの産地であるなど農業も盛んで、第一次から第三次までバランスがとれた産業構造が窺えます。

新居浜市

新居浜市は東予エリアの中心都市として県内3位の人口を有し、商業施設や文化施設が充実しています。北は瀬戸内海に面し、南は急峻な四国山地を挟んで高知県に接します。

江戸時代に発見された別子銅山をルーツに、住友グループの企業城下町として発展を遂げました。標高750mにたたずむ産業遺跡群は「東洋のマチュピチュ」とも称され観光にも人気です。

大企業が多いことから人口の転出入が盛んで、転入者が受け入れられやすい土壌ができていると言えるかもしれません。移住支援も充実しており、1週間から1ヶ月利用できるお試し移住用住宅や、最長3年滞在できる移住支援住宅がある他、住宅取得や改修を補助する移住定住応援事業が行われています。

また空き家バンクがあり、子育て世帯・働き手世帯が県外から移住し空き家バンクを通じて住宅を取得した場合、改修費などを補助する制度もあります。

まとめ

風光明媚な海の景色や全国でも屈指の水産物、温暖な気候のもと豊かに実る農産物など、愛媛県には自然の恵みがいっぱいです。

一方で、四国一の人口を有する松山市、工業の集積地として発展してきた臨海部と、近代都市としての豊かさも伴っていると言えるでしょう。

しまなみ海道や松山空港を通じた県外とのアクセスのよさも利点です。移住・定住に対するさまざまな支援も行われていますので、興味がある自治体についてチェックしてみてくださいね。


提供・移住支援.com

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