今の仕事にかなり不満を持っているにも関わらず、『自分は能力がないからここにいるのが安全』『取り柄がないから転職先を探しても不採用になる』と決めつけ、転職をせずにストレスを抱えながら過ごしてはいませんか。
もちろん本当に全く何もできないのであれば厳しいというのは事実ですが、実は自分を客観的に見ることができず、本当なら十分に転職できるのに、マイナス思考となって単に思い込んでしまっている場合があります。
ここでは自分の良さを発見し、良き転職先を見つけられる情報をまとめました。
無能で取り柄もないから転職できない? それは大きな間違い!
自分はろくに仕事ができない。資格もなければ取り柄もない。これといって自慢できるスキルはないしたいした実績もない。今の会社での仕事のやり方に染まりすぎて他の会社では通用しない。
そういった理由から転職できない、転職するとしても給料など大幅ダウンは免れないと思って諦めてしまっている方もいるでしょう。
何かやってみたわけでもないのに最初から自分は通用しないと諦め、転職したら条件はダウンすると決めつけ、結局不満がありながらも渋々仕事を続ける。
果たしてそれは正しいのでしょうか。
勝手な思い込み、勝手な決めつけによって間違った判断をしてしまってはいないか、自分の良さを今一度考えてみてください。
自分の良さを見つけるつのコツ
まずはペンとメモを用意してください。スマホのメモ機能でも構いません。聞かれたことに対し素直に答えてみましょう。
Q1.自分が好きなこと、できることは何だろう?
商品の比較や人と話すこと、植物を育てることなど何でも構いません。
好きなこととできることは必ずしもイコールでないので、気にせずに書いてみましょう。好きなことがない場合、自分ができること、もしくは褒められたことを書いてみてください。
例えば多肉植物を育てるのが好きだったという場合、植物を扱う会社を探してみるのも良いでしょう。好きだという気持ちがあれば何となくしている人よりも有利に業務がこなせます。
飲食店を探しては食事をしてコメントを書くことができるというのであれば、グルメ雑誌やサイトを運営する会社を探してみるのも方法です。
Q2.自分の性格や特長を書いてみてください
長所、短所でも構いません。優しい、怒りっぽい、笑顔を絶やさない、いつも冷静などです。
面接で聞かれたときに伝えることができるほか、改めて確認することで性格に合った職業を見つけることができます。
例えば困っている人を助ける優しさを持っているなら介護職、笑顔を絶やさず話すのが得意であれば営業職などです。また短所ばかりを挙げてしまった方は、見方を変えてみてください。
怒りっぽい=情熱的、正義感が強い。しつこい=根性がある。軽はずみ=決断力が早くスピーディーに動く。短所をダメなところと決めつけず、短所を認めつつも良い部分を見つけ出しましょう。
Q3.今までで嬉しかったことや楽しかったことを書いてみてください。
生徒会に任命されたこと、部活で副部長になった、作文で佳作に入った。または洋服のコーディネートが楽しかったなど。
嬉しかったことや楽しかったことは仕事に活かすことができます。
生徒会や部活で役が当たっていた方はリーダー気質があり、人を束ねることができたり、注目されやすいという一面があり、楽しかったことで洋服のコーディネートが好きだった方は販売員も向いています。
例えば髪型をよく変えていたという方で美容師になっていない方でも、資格に執着せず、ワックスやヘアカラーを扱う関連会社を見つけるのも良い方法でしょう。
仕事が上手く進まないのは自分の力不足ではなく周りの環境によるものも大きい
自分を良く知ったうえで、いざ思い切って転職活動してみたら、無能で取り柄もないと思っていた自分が期待以上の転職をできたということもあります。
どの組織にいても力を発揮できる人もいますが、多くの人は所属する会社や周りの環境によって仕事を上手く進められるかということが大きく変わります。
仕事環境が変わればポジションも変わり、仕事の進め方も変わりますので、自分に合っている会社を見つけることができれば「自分は仕事ができない」のではなく「その職場に合っていなかっただけ」とわかるでしょう。
ただ、安易に次の転職先を決めてしまうと、今の会社と同じような結果になってしまいますので、新しい転職先はしっかりと吟味して決めることをおすすめします。
もし、自分だけで転職先を決めるのが不安 と感じている人は転職エージェントなどを利用するのがおすすめです。
リクルートエージェントなどの大手転職エージェントなら求人数も多く、キャリアアドバイザーの質も良いため満足する結果に繋げることもできるでしょう。