日々の暮らしや仕事でIT用語に触れる機会が増えました。しかしその多くが難しい言葉だったり、ネットで調べてもいまいちよくわからなかったり、ということはありませんか?
このシリーズではそういったお悩みや疑問にお答えすべく、できるだけシンプルに、身近な例などを用いながら、IT用語を解説していきます。
シリーズ第三回目の今回は、「RPA」と「AI」の違いをご紹介します。
【IT用語】RPAとは、何?AIと同じなの?
耳にすることが多い「AI」と比較し、「RPA」という名前は、あまり浸透していないかもしれません。
RPAとは、Robotic Process Automationの略で、とても簡単に表すと「自動化ロボット」です。
RPAにはこれまで人間が行っていた作業を任せることが可能なので、特に事務系職種における作業負荷の軽減が期待されています。
RPA=ロボットということがわかりました。
ならばRPAとAIは同じなのでは?と考えたくなるかもしれません。
しかし、この2つは全く別のものなのです。
RPAとAIの違いについて、それぞれの特徴を交えながら見てみましょう。
【IT用語】AIとは、何?
AIとはどんなものなのでしょうか?AIとは、artificial intelligenceの略です。
その歴史はルネ・デカルトが「機械論」を提唱した17世紀に遡りますが、現在のように実用的な開発が行われ始めたのは20世紀後半です。
AIというとロボットのようなイメージが強いかもしれませんが、正しくは「人工知能」に当たります。
AIは、これまで人間にしかできなかった知的行為(認識、推論、言語運用、創造など)を、データや計算を用いて再現することができます。
再現のレベルはもちろん最初から完璧ではありません。
しかし学習を重ねることで、限りなく完全に近い形で、その精度を上げていくことができるのです。
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