親日家が多いといわれるベトナム人。日本人の性格や特徴と共通点が多いベトナム人ですが、恋愛や男女の付き合い方となれば、事情も違ったりするようです。恋愛対象がベトナム人だった時、どんな付き合い方やアプローチをするのが効果的なのか、不安もあるはず。そこで、ベトナム人の特徴や性格を含めてまとめてみました。
ベトナム人の特徴とは？
日本人以上によく働く
ベトナム人は、勤勉さが魅力。かつて「働き過ぎだ！」と世界からいわれていた日本人と同じように、朝からせっせと仕事に励むのがベトナム人の特徴です。
なかでも、手先の器用さが突出しているベトナム人は、縫製作業や織物など、細かな作業を伴う分野においても活躍できると評判。日本人になじみの深い着物や帯も、ベトナム人の場合は不良品率が1％未満ととても優秀です。
さらに、記憶力が優れているのもベトナム人の特徴の一つであり、単調な流れ作業であってもすぐに作業内容を覚えてしまうので、1人で複数の作業を担当できてしまいます。こうした特殊な能力を支えているのも、ベトナム人の勤勉さがあるからこそといえます。
家族の絆が強い
ベトナム人は、家族との絆を、ことさら強く意識するのが特徴です。恋愛や結婚などにおいても、家族や親族の反対があれば、すぐに身を引いてしまいます。
しかも、家族の範囲がものすごく広いのも、ベトナム人ならではの特徴。日本人の感覚ではもはや他人の領域と思えるような遠い親戚であっても、ベトナム人にとっては両親と同じくらい大切な家族。そのため、日本では考えられないような家族間トラブルが起こることもあります。
ただしここには、ベトナムの住宅事情も関係があるようです。なにしろ、一般家庭の収入で家を借りるということはほぼ不可能。そのため、ほとんどの家庭が、複数世帯で同居しています。こうした事情も、家族のきずなを深める背景にあるのかもしれませんね。
ベトナム人には儒教の精神が根付いている
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孔子の教説を中心とする思想，教学，祭祀の総称。中国仏教，道教とともに中国における中心的な哲学体系。また，仏教とともに東洋文化を形成する基盤となっている。 引用元：コトバンク
儒教は、そもそも中国における行動や倫理を説いた学問のこと。中国文化の影響下にあった日本にも、儒教の精神が根付いているのですが、同じ区中国の影響が強いベトナムでも、人々の間には儒教の精神が根付いています。
儒教では、礼儀礼節や父母・祖父母・教師や上司など目上の人に対する接し方、さらには家族や親族など家族の絆について説いているのですが、そのすべてがベトナム人の基盤となっているかというと、そこはかなり懐疑的。
とはいえ、中国の文化圏にあるアジア諸国ではよく見られる儒教の要素が、ベトナム人の性格や特徴にも現れているため、同じく儒教の影響を受けている日本人にはなじみやすいと感じるのかもしれません。
成功は自分の手で掴むものと思っている
ベトナムは、30年にもわたる長い戦争を体験しています。そのため、ベトナム人の多くは、明日の命すら見えない過酷な日々を過ごしてきました。戦争によって破壊されたものは計り知れず、命だけでなく、生活に必要なインフラや、経済に欠かせない銀行や政府も崩壊。未だに、人々は、政府や銀行をほとんど信用しません。
そんな不安定な社会を生きるベトナム人は、将来の幸せは、自分の手で掴み取るしかないと思っています。お金を稼いだとしても、銀行などには預けず、最も安心できる場所で管理するという考えがあります。だからなのか、ベトナム人の貯蓄は、基本的にタンス貯金。これも、自分の財産は自分で守るという考えなのでしょう。
ベトナム人が働き者であることも、こうした考えに基づいているのかもしれません。人一倍働けば、その分収入も増えます。収入が増えれば、より安定した生活を送ることもできます。こうした上昇志向の背景には、「成功は自分で手に入れるもの」と考えるベトナム人の性格が関係しているのでしょう。
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ちょっと面倒なベトナム人の性格
ベトナム人は目先の得を優先する
「ベトナムの土産物品店でぼったくられた」という経験がある日本人も少なくないようですが、ここには、ベトナム人の面倒な性格が関係しているようです。
そもそもベトナム人は、1年先の利益よりも今日の利益を優先します。観光地の土産物品店でぼったくりをすれば、将来的には観光客が減って店が赤字になると考えるのが日本人。ところが、ベトナム人の場合は、そんな先の利益よりも、今すぐ手に入る利益を優先。だから、リピーター獲得のための値引きなんてあり得ないのです。
ちなみに外国人の中でも、未だにベトナム人の間で金持ちという印象が強い日本人に対しては、そのぼったくり度合いもひどいらしい…。しかも、そのことを指摘されると、「お金持ちなんだからごたごた言うなよ！」と逆ギレされることもあるそうですから、ご用心を！
集団よりも個人が優先
日本人と似ているといわれるベトナム人ですが、集団を好む日本人に対して、個人を優先するのがベトナム人。ここは、かなり大きな違いといえます。
個人を優先することが原因かどうかはわかりませんが、ベトナム人は、基本的に外国人を警戒します。ベトナム人同士においても、家族や親族・友人などの絆は深いのですが、身内以外となれば、態度も冷たくなります。
ベトナム人同士なら誰でも絆が深いのかと思ったら、どうやらそこには、「相手を身内だと認めている」という前提がついているようで、親族であっても敵対関係にある場合は、非常に冷たい態度をとるようです。そう考えてみると、ベトナム人は個人優先主義といっても良いのでしょうね。
ベトナム人女性の特徴
ものすごくプライドが高い
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「こうしてほしいな」と言っただけなのに、完全に自分を否定されたような気持ちになって、泣いたり怒りだしたりしてしまう 引用元：SARAS
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ベトナム人はいまだに自分の国の料理が世界一おいしいと思っている 引用元：ユビキタスプロバイダDTI
ベトナム人は、女性に限らず男性もプライドが高いのが特徴。そのため、自分の国が貧しいことに対しても、「確かにベトナムは貧しいです。でも！」といって、自論を展開してくるのがほとんど。このエピソードを見ても、ベトナム人がかなりプライドが高いことがわかります。
そんなベトナム人女性は、美意識の高さもずば抜けています。たしかに、ベトナム人女性には美人が多い！でも、その美しさの裏には、ものすごく高い美意識が関係しています。ここからも、ベトナム人女性のプライドの高さが見えてきます。
見た目は派手でも中身はシャイ
ベトナムといえば、身体の露出を控えたアオザイのイメージが強いですが、一般的には、セクシー系の服が多い！もともと美意識が高いですから、身体のラインがはっきりとわかるタイトスカートや胸を強調させるようなセクシーなシャツがよく似合います。そのことを、ベトナム人女性は十分に知っています。
これだけフェロモン全開のベトナム人女性ですから、「よほど肉食系女子なんだな」と思ってしまいます。ところが、その中身は、恋愛に奥手な日本人もびっくりするほどシャイ。基本的に女性の方から男性にアプローチすることは、まずありえません。
実際に恋愛関係になったとしても、ベトナム人女性のシャイな性格が出て来るため、「本当に僕たち、付き合っているんだよね？」と男性が疑ってしまうこともあるそうです。
ベトナム人男性の恋愛観
恋愛に発展するまでは複数女性と同時並行
ベトナム人は、男女の付き合い方をしていても、お互いになかなかアプローチをしてきません。特に、ベトナム人女性を相手にしている時は、彼女たちのプライドの高さとシャイな性格もあって、相手がどう思っているのかを探るのがとても難しい…。
そんなわけで、基本的にベトナム人男性は、「この子なら絶対に自分のことが好き」と確信が持てるまでは、個人的なアプローチをしません。
だからなのでしょうか？ベトナム人男性は、男女の付き合いに発展するまでは、複数の女性に対して、同時並行で声をかけまくります。ですから、ベトナム人男性に言い寄られたとしても、十分に相手の態度を観察してからでないと、ただの遊び相手になってしまうということもあります。
恋愛中は彼女がいることを徹底的に隠す
「恋愛のパートナーとしての付き合いが長い＝結婚」が一般的な考えとしてあるベトナムでは、たとえ男女の付き合い方をしているパートナーであっても、周りにそのことを伝えることはほとんどありません。日本人にとっては、「恋人として紹介してくれてもいいのに…」と思うかもしれませんが、そうはならないのがベトナム人。
でも、結婚そのものが面倒だから紹介しないというのではなく、「周りから詮索されたり結婚をせかされたりするのが億劫」なのだとか…。たしかに、男女の付き合い方をしていても、すぐに結婚に結び付けて考えてしまうわけですから、別れてしまったときのことを考えれば、当然なのかもしれませんね。
