卵巣がんは早期発見が重要
日本における卵巣がんの罹患者数は13,049人(※1)、死亡率(対人口10万人)は7.5人(※2)。卵巣は骨盤内臓器であるため、腫瘍が発生、増殖しても初期段階では自覚症状に乏しく、初診時約半数の症例がIII、IV期の進行がんであると言われている(※3)。近年の治療法の進歩により治療成績は向上してきているものの、初回治療の後、約7割が3年以内に再発をきたしている(※4)。そのため、III期の5年生存率は46%、IV期は25.1%となっており、長期生存率は依然不良な状況だ。予後改善のためには早期発見が重要だが、未だに有用な検診手法が確立されていない。
このように卵巣がんは、新しい医薬品や治療法の開発が進歩しているものの、根本的に予後を改善するためには、早期のうちにがんを発見し治療を開始することが欠かせない。
Craifは、痛みのない、手軽な尿検査によりがんを早期発見できる手段を開発・提供することで、がんの予後改善に貢献していくという。詳細は、Webサイトで確認しよう。
『miSignal』Webサイト:http://misignal.jp/
- ※1 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」2018年度(全国がん登録)
- ※2 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)
- ※3 日本産婦人科学会婦人科腫瘍委員会報告2017年度患者年報 ※4 Ledermann, J. A., et al. “Newly diagnosed and relapsed epithelial ovarian carcinoma: ESMO Clinical Practice Guidelines for diagnosis, treatment and follow-up.” Annals of oncology 24 (2013)
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