年代問わず、おいしくて低コストの食事が楽しめるファミレス。「どうしてそんなに安く提供できるの?」と感じたことはありませんか?今回の記事では、人気ファミレスチェーンのガストとサイゼリヤの「原価率(売り上げに対する材料の比率)」を紹介します。

飲食店の原価率は30%程度

飲食店の原価率は30%程度といわれています。原価率が高いほど、よい材料のものを提供してくれていることになります。店舗側から見ると、原価に加えて販売管理費および一般管理費(経費や人件費)などを上乗せし、余ったものがもうけです。

ガストの原価率

ガストを営む「すかいらーくホールディングス<3197>」の2020年12月期有価証券報告書によると、連結売上高2,884億円に対して売上原価は912億円、原価率は約31.6%でした。飲食店の原価率は30%程度なので、平均的であるといえます。

ただし、すかいらーくホールディングスは、ガスト以外にもステーキガスト・バーミャン・ジョナサンなども展開もしているので、ガスト単体での原価率は不明です。

サイゼリヤの原価率

一方、イタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ<7581>」の2021年8月期有価証券報告書によると、サイゼリヤ単体の売上高は862億円、売上原価は330億円でした。原価率は約38.3%。原価率が非常に高いことがわかります。

サイゼリヤのメニューは低単価です。「安くて良いものを提供しようとする」企業努力が伺えます。消費税増税時も値段は据え置き。イートイン・テイクアウトのどちらも同じ価格で提供し続けました。

サイゼリヤは昨今一般化したともいえるキャッシュレス決済の導入には慎重でした。キャッシュレスを導入することで決済手数料が必要になるので、売り上げが確実に増えることを見込めるまで慎重だったのです。良いものを提供するために、いかに他のコストをかけないようにするかを考えていることがわかります。

企業努力で美味しい食事を提供している

すかいらーくとサイゼリヤを比べると、サイゼリヤの原価率が非常に高いということがわかりました。企業努力により、安価で美味しい食事を提供してくれるサイゼリヤは、消費者にはとてもありがたい存在です。

文・勝目麻希

【こちらの記事も読まれています】
富裕層は絶対にやらないNG習慣4選
ラーメンの原価率はいくら?ラーメン店オーナーに聞いてみた!
年金未納を続けた人の悲惨な末路 当てはまる人は要注意
お金持ちが多い都道府県ランキング!3位東京都、2位三重県、1位は?
「ユニクロ」予算3000円でコスパ最強の服を選んでみた