加賀八幡起上りの手描き、九谷焼の絵付け、金箔貼り体験、加賀友禅の染色など、観光客でも気軽に体験できる金沢の伝統工芸と、体験できる工房・施設をご紹介します。金沢旅行の良い思い出になりますよ♩

1.加賀八幡起上りの絵付け体験

九谷焼や加賀八幡起上りの絵付けも!金沢で体験したいおすすめ伝統工芸6選1.jpg
(画像=kanazawa-kankoukyoukai.or.jp、トリップノートより引用)

七転び八起きの縁起のよい置物として、金沢で愛玩されている「加賀八幡起上り」。天皇の御幼体を赤い綿布でくるんだ姿から発想されたもので、型に和紙を貼り、胡粉、朱を塗り、松竹梅を描いた可愛らしい置物です。

中島めんや本店

加賀人形、八幡起上り、加賀獅子頭など、金沢の郷土玩具を手づくりし、販売する老舗店。観光客も多く訪れる近江町市場に近い場所にある本店では、絵付け体験ができます。和紙を張り合わせたベースの起き上がりに、顔料で表情や模様を描き、自分だけの可愛い加賀八幡起上がりを作成します。

体験時間は30〜60分ほどで、料金は大人1,00円(2021年10月現在)。詳細はこちらです。

石川県観光物産館

兼六園の近くにあり、和菓子づくりをはじめさまざまな体験を行う「石川県観光物産館」。「加賀八幡起上り手描き体験」では、起き上りに絵具を使ってご自分のお好きなように絵付けを行います。

体験時間は約30分〜50分ほどで、一人から参加可能。料金は1,050円(2021年10月現在)。※5名様以上の場合は事前に石川県観光物産館へ連絡をお願いします。詳細はこちらです。

2.九谷焼の絵付け体験

九谷焼や加賀八幡起上りの絵付けも!金沢で体験したいおすすめ伝統工芸6選1.jpg
(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

石川県の南部(金沢市や小松市など)で生産される九谷焼。絵付けが命!とも言われる九谷焼は、九谷五彩とよばれる、緑・黄・紫・紺青・赤の色絵の具で絵付けされた美しい焼きものです。もうひとつ「青手」と呼ばれる緑と黄を多く使ったものもあります。

九谷光仙窯

明治3年に創業した九谷焼の窯元。九谷光仙窯での絵付け体験では、素地とよばれる白い器に、デザインの線描き(絵の輪郭線など)を行います。九谷焼伝統の和絵具で仕上げるため、彩色は窯元の職人さんにお任せ。焼き上げて約二ヶ月後に届きます。

体験料金は1,320円〜5,500円(送料別途・2021年10月現在)まで、器によって異なります(約15種類から好きなものを選べます)。工場見学を含め約1時間ほど。一人から参加可能。席に限りがあるので予約してくださいね。詳細はこちらです。

野村右園堂

兼六園のすぐそばにある、九谷焼の専門店。1階では九谷焼を販売し、2階にはギャラリー、そして九谷焼の絵付け体験スペースがあります。皿や飯碗、マグカップなどから選び、赤・青(緑)・黄・紫・紺青の九谷五彩とよばれる絵具で絵付けをする本格派。九谷焼の作家さんが丁寧に指導してくれるので、初心者でも安心です。絵柄を描いたあとは乾燥させ、10日前後の発送になります。

体験時間は約90~120分、料金は1,500円~(総領別途・2021年10月現在)。電話で予約をしてくださいね。詳細はこちらです。

工房ひょんの木

伝統工芸士である井出幸子さんの工房。国の登録有形文化財に指定されている武家屋敷で、九谷五彩を使った、本格的な九谷焼の絵付けが体験できます。生地は、お皿・盃・小鉢・ごはん茶碗・湯呑などから好きなものを選べます。

体験時間は2時間ほど、料金は2,000円(生地代別途300円〜800円程度・送料別途・2021年10月現在)。前日までに予約が必要です。完成までには約一ヶ月かかります。