風情ある旅館が軒を連ねる渋温泉。どのお宿に泊まろうか、迷ってしまいますよね。本記事では、自分へのご褒美や、家族へのプレゼントにピッタリの温泉旅館「春蘭の宿さかえや」の魅力についてご紹介します。
渋温泉とは
渋温泉は、長野県下高井郡山ノ内町にある温泉街です。ノスタルジックな情緒溢れる町並みに、石畳の小路の脇からもくもくと立ち上る湯気。これぞ温泉街、といった景色が広がり、温泉だけでなく町歩きも楽しむことができます。
渋温泉の全ての旅館と外湯は源泉掛け流しです。渋温泉と言えば、九湯めぐりが有名。温泉街には9つの共同浴場(外湯)があり、渋温泉にある宿への宿泊客であれば無料で利用可能です。昼夜を問わず、浴衣と下駄を身に付けてそぞろ歩きをする人々で賑わっています。
渋温泉周辺には、観光地もあります。温泉に浸かる猿で有名な「地獄谷野猿公苑」の最寄バス停までは、バスで4分ほど。徒歩でも行ける距離です。少し足を延ばして志賀高原まで行けば、きれいな星空を眺めることもできます。
「春蘭の宿さかえや」はどんなお宿?
春蘭(しゅんらん)の宿さかえやは、渋温泉の中心街にある温泉旅館です。落ち着いた和モダンな造りの館内で、日々の喧騒を忘れて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。ちょっぴり贅沢な時間を満喫できるさかえやは、記念日などの特別な日に利用するお客さんも多いようです。
「春蘭の宿さかえや」4つの魅力
1. 心安らぐ客室
客室は全部で7種類あります。今回筆者が宿泊したのは、2名部屋の「Shinanoモダン」。センスの良い調度品が設えられた古民家風の室内は、大人の休日にピッタリの心安らぐ空間です。さらに、信州の伝統工芸品である「内山和紙」や、「信州手描き友禅」の装飾などが施されており、信州の伝統工芸や手仕事を楽しむこともできます。
2. 温泉
さかえやの温泉は内湯と露天風呂があり、それぞれ特徴があります。
内湯には深さ90cmのお風呂があります。一般的な温泉の深さは60cmですが、こちらの温泉が平均より30cmも深いことには理由があります。90cmの深さがあることで、立ち湯ができるようになります。そして、底に敷き詰められた石で足裏のツボ刺激ができ、血管やリンパの活動を活発にすることができます。
露天風呂は、志賀高原の原石で造られた石垣庭園が特徴的です。露天の開放感と上質のかけ流し温泉が、心地良く体を包み込みます。
泉質は内湯・外湯ともお肌にやさしい弱酸性湯で、2種類の異なる温泉をブレンドしています。1つは、地獄谷の鉄分の強い茶褐色の温泉。もう1つは硫黄など多数の鉱物を含んだ源泉温度98℃の自噴泉。2つの温泉が混ざることで、とても柔らかい肌触りとなるのだそうです。
内湯は循環とかけ流しの併用、露天風呂はかけ流しのみです。それぞれ加水・加温をしておらず、100%の天然温泉です。