卒園式当日、最高の写真を撮影するためのポイント
事前準備が整ったら、いよいよ卒園式当日です。お子さま本人にとってはもちろん、親御さんにとっても大切な一日。一生に一度の卒園式を、しっかり写真におさめましょう!
思い出に残る写真ってどんなもの?
カメラは、人物の表情やポーズはもちろんですが、その場の空気感も写してくれるものです。少しの緊張感と寂しさ、これからの生活への期待が一緒になった独特な雰囲気のある卒園式。その空気感を写すことで、見返すたびにいつでもその日の空気を思い出すような思い出に残る写真になります。
お子さまの表情はもちろん、お友だちとの交流、先生の表情、いつも使っていたロッカーや遊具など、たくさんの時間を過ごした思い出の詰まったものを写真に写してみましょう。
卒園式にぴったりのカメラ設定
卒園式は、基本的に屋内でおこなわれます。フラッシュを使用することは避けたいので、ISO感度を高めに設定しておきましょう。おすすめはISO800程度です。それでも暗いと思う場合は、もう少し上げても大丈夫です。シャッタースピード1/60以上をキープできるくらいまで上げましょう。(シャッタースピードとISO感度の関係については、こちらの記事をご覧ください)
撮影モードはAモード(絞り優先モード)にして、できるだけ絞りを開きます。F値の数字を小さくすることで、絞りを開くことができます。ボケがつくりやすくなるので、雰囲気のある写真になりますよ。ただし、ピントが少しシビアになるため、複数人の集合写真や会場全体の様子を写したいときには、F値を上げて絞りを絞りましょう。
いい表情を捉えるためにおすすめのアングル
卒園式当日は、さまざまな場面でシャッターチャンスがあります。いい表情を捉えるためにぜひ意識して撮ってみてほしいのが、「お子さまの意識がカメラに向いていないとき」の写真です。
例えば、お友だちと笑いあっている姿、真剣に先生の話を聞いているときのまなざしなどです。正面から捉えようとするとカメラに意識がいってしまうので、横から撮影するのがおすすめです。雰囲気のある表情が撮れますよ!
撮りたいのは空気感!上手に光を操る方法
屋内でおこなわれる卒園式は、撮影の難易度が少し高めです。特に卒園式中に照明を使うために全体を暗くしてある場合には、さらに難易度が上がってしまいます。
しかしそんなときには、ピントの合わせ方に工夫をすることで、暗めの屋内でも絞り優先モードのままきれいな写真を撮ることができます。その方法とは、「ピントを、画角の中のできるだけ明るい場所に合わせるようにする」これだけです。
暗い場所に合わせてしまうと、カメラ自体が写真を明るくしようとシャッタースピードを下げるため、手ブレしやすくなってしまいます。また、光が当たっている部分は明るくなりすぎてしまいます。
目で見ている暗さと同じくらいに撮ることを意識すれば、自然な空気感の写真が撮れます。ピントの合わせ方を少し変えるだけで写真の明暗が変わるので、困った時にはぜひ試してみてください。
前撮りも活用!好きなロケーションで卒園記念の撮影をしよう
お子さまの準備、自分自身の準備、お友だちや先生へのあいさつなど、卒園式当日は朝から一日忙しいものです。当日はある程度の写真が取れればOK、しっかりした撮影は前撮りなどでおこなうというのもひとつの方法です。前撮りはどのようにおこなうのか、おすすめの方法をご紹介します。
卒園式当日の撮影と前撮りの違い
卒園式当日の撮影と前撮りには、それぞれそのときにしか撮れない写真があります。例えば、卒園式当日は、園舎の様子・先生やお友だちとの写真・卒園式自体の雰囲気などです。
また、前撮りは好きな服装や持ち物で好きな場所でどれだけでも撮れるため、個性の演出ができます。通い慣れた道やお気に入りの服、お子さまが園でつくったものなどさまざまな思い出を写しましょう。
思い出の場所で撮影しよう
お友だちとよく一緒に遊んでいた公園、通園途中にある神社やバス停など、思い出の場所でも撮影してみましょう。いつか見返したときに「こうやっていつもバスを待っていたなぁ」などと、懐かしく思い返せる一枚が撮れますよ。
前撮りだからこそ出来ることとは?
卒園式の前撮りには、何よりもゆっくり時間を使えるという利点があります。お子さまの写真はもちろん、きょうだいとの写真や親子写真、仲のいいお友だちとの写真を、時間をかけて撮りましょう。
また、園服を着てかばんを持った写真、お気に入りの洋服で撮る写真など、さまざまな衣装で撮ることもできます。入学写真を兼ねて、ランドセルを背負った写真を撮っておくのもおすすめです。
卒園式の撮影は自分でできる!一生に一度の思い出を写真に残そう
卒園式を自分で撮影するということ
卒園式の撮影を自分でおこなうということは、大切な思い出を自分の手で残すということです。式の間の写真はもちろん、慣れ親しんだ園舎や園庭、大切なお友だちや先生との写真もたくさん撮っておきましょう。
そして、いつかお子さまとともに見返したとき、思い出話に花が咲くといいですね!
提供・トランカ
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