5.桐生(群馬)
織物の街として栄えた群馬県桐生市には、のこぎり型の屋根の工場をはじめ歴史ある建物が多く、桐生市本町や天神町の一部が関東では5番目に「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されるほど。ブラリと町を歩きながら歴史ある建物巡りをしたくなります。
国登録有形文化財の「森合資会社事務所」は大正3年に造られたもので、本町通りに面する外観は大正の面影が色濃く、歴史的町並みをつくる上で重要な役割を担っています。
歴史的な建物が多く見られる桐生市のなかでも「旧矢野蔵群(有鄰館)」は規模が大きく見応えがあります。お酒や味噌、醤油などの醸造所が営まれていたころのもので、敷地内にある11棟のうちビール蔵以外が桐生市の指定重要文化財に。現在はさまざまなイベントを行う会場として利用されており、観光客も多く訪れます。
群馬大学工学部同窓記念会館(旧桐生高等染織学校本館・講堂) 、そして旧桐生高等染織学校正門は、国登録有形文化財になっています。
6.甘楽町小幡(群馬)
群馬県の南のほうにある甘楽町は小幡藩の城下町で、現在も幅14mの中小路に武家屋敷の白壁が続く町並みが残ります。小幡の武家屋敷のなかでも「高橋家」のお屋敷と庭園はむかしの様子を色濃く残しており見所です。
7.赤岩集落(群馬)
2006年(平成18年)7月5日に、群馬県初の国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。範囲は東西約1,070m、南北約930m、面積63haに及び、伝統的な養蚕民家が多くのこる貴重な集落です。
2年おきに開催される国際芸術祭「中之条ビエンナーレ」では、赤石地区にある施設も会場となるなどし、イベント期間中は多くの人が訪れます。
赤岩集落の見所のひとつが湯本家住宅。湯本家の家祖は木曽義仲に仕えた人物です。現在の湯本家住宅は江戸時代後期の1806年(文化3年)に建てられたもので、土蔵3階建て、切妻、金属板葺き。幕府の政策を批判をしたことで罪人となり脱獄した、蘭学者・医者の高野長英が隠れ住んでいたと言われる「長英の間」が残されています。毎月最終日曜日のみ見学できます。
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