ノスタルジックな気分に浸れる昭和レトロな町並みや、タイムスリップ気分で楽しめる武家屋敷の町並み、小京都と言われる風情ある町並みまで、関東でおすすめの古い町並みをご紹介します。

1.真壁(茨城)

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

茨城県桜川市にある小さな町「真壁」。見世蔵、土蔵、門などが軒を連ねノスタルジックな町並みを見せてくれています。文化財に登録されている家も多く、100棟余りが登録文化財に指定。平成22年には真壁地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、これは関東では4地区目にあたります。

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

登録文化財に指定された建物のひとつが、通称「御陣屋前通り」と高上町通りの交差点に位置する「旧真壁郵便局」です。昭和2年に第五十銀行 真壁支店としてつくられたもので、昭和61年まで使用されていました。

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

また真壁といえば「真壁のひなまつり」が有名です。2月から3月3日のひな祭りにかけての約一ヶ月間に、毎年10万人もの人が訪れる一大イベントで、古くは江戸時代から代々受け継がれてきたお雛様の歴史をたどることができます。それと同時に、歴史的建造物を鑑賞し、真壁の生活にふれ、町の人々との交流も楽しめますよ。

寒いなか真壁にくる人をもてなそうと始められたこのイベントでは、町の家々やお店にたくさんのひな祭りが飾られ、歴史的な建物に飾られた艶やかなお雛様が私たちを楽しませてくれます。

2.佐原(千葉)

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

千葉北東部の香取市にある水郷の町「佐原」。町を流れる小野川沿いや香取街道には、江戸時代の面影を残す町並みが今も残っています。そしてもうひとつ、佐原は伊能忠敬が住んでいた町として有名で、現在も残る伊能忠敬が30年ほどを過ごした母屋と店舗は、伊能忠敬旧宅として国指定史跡となっています。

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

水郷佐原水生植物園では、毎年5月下旬から6月下旬にかけて「あやめ祭り」が開催されます。あやめ祭りの期間中には400品種150万本の花菖蒲が咲き誇り、これらの美しい花たちを、園内の水路に浮かぶ小舟から眺めることも可能。

3.川越(埼玉)

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

小江戸「川越」として蔵造りの町並みが有名ですが、じつは川越に並ぶ蔵造りの家々たちは明治時代につくられたもの。今ではすっかり観光地化されており、町を散策するだけでなく美味しいグルメやお土産さがし、観光スポット巡りと一日楽しめます。

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

川越のシンボルといえば、朝ドラ「つばさ」のロケ地としても知られる「時の鐘」。江戸時代の初頭から時を告げてきたもので、現在建つのは明治26年に起きた川越大火のあとに再建されたものです。

午前6時・正午・午後3時・午後6時と一日に4回、情緒たっぷりの川越の町に鳴り響く鐘の音は、平成8年に環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に認定されました。

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

川越で有名な蔵の町並みが楽しめる「一番街」に対して、大正時代の情緒を思わせるのが「大正浪漫夢通り」。ドラマや映画のロケ地として使われることも多い通りで、レトロな店構えの店舗が約30軒ほど並びます。

4.栃木市(栃木)

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

平成21年に国土交通省の都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」を受賞した栃木市の歴史ある町並み。江戸時代より宿場町や舟運で栄えたこの町は、中心を流れる巴波川(うずまがわ)の岸辺に蔵造りの建物など建ち並び、風情のある町並みを見せてくれています。

巴波川を船に乗って遊覧できる20分ほどの「蔵の街遊覧船」では、船頭が歴史を紹介したり、栃木河岸船頭唄を歌ったりするのを聞きながら、川の上から蔵の町を眺めることができ、江戸時代にタイムスリップしたような気分。

関東の古い町並み7選!レトロな街並みや小京都を散策しよう
(画像=トリップノートより引用)

とちぎ蔵の街美術館は、市指定文化財「善野家土蔵(通称おたすけ蔵)」を改修した美術館です。