【11】青い屋根のステキな洋館「鎌倉文学館」
川端康成、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子ら鎌倉にゆかりのある文学者の直筆原稿や手紙などを収集保存し展示する博物館。青い色をした屋根が特徴的なこの洋館は、旧前田侯爵家の別邸で、鎌倉市が寄贈を受け、昭和60年に文学館として開館しました。
館内の窓からは庭園ごしに湘南の海をのぞむこともできるので、洋館を外から眺めるだけでなく、ぜひ館内にも足を運びたいですね。
この雰囲気のある洋館の前には198品種243株のバラが植えられた庭園が広がっており、バラの庭園ごしの洋館の風景は、まるで西洋のよう。しかし洋館を取り囲む木々は日本らしく、そんな不思議なバランスが魅力的です。
バラの見頃は春(5月中旬から6月下旬)と秋(10月中旬から11月下旬)で、春の開花に合わせた「バラまつり」、秋には「鎌倉文学館フェスティバル」が開催。コンサートや様々な催し物が開かれ、多くの人で賑わいます。
【12】アジサイと展望がすばらしい「長谷寺」
鎌倉には紫陽花を楽しめるお寺がいくつかありますが、長谷寺もそのひとつです。眺望散策路の周辺には40種類以上約2,500株のアジサイが群生しており、青、紫、白をさまざまな色をした紫陽花がきれいに咲き誇ります。
長谷寺の境内には、鎌倉の海と街並みが一望できる「見晴台」と、傾斜地を利用した「眺望散策路」があり、鎌倉のなかでも景勝地として知られています。
見晴台には椅子やテーブルも置かれており、由比ヶ浜や遠く三浦半島まで見渡せ、天気がよければ伊豆大島ものぞめます。眺望散策路の上段からも壮大な由比ヶ浜が一望できます。
鎌倉で唯一、紅葉のライトアップを行っている長谷寺。ライトアップは例年11月下旬から12月上旬にかけて行われ、この期間は開山時間も延長されます。ライトが点灯される夕暮れ時から混み始めるため、明るいうちから訪れて、うつりゆく様を楽しむのがオススメです。
【13】鎌倉五山第一位「建長寺」
- 建長寺 俯瞰
1253年に北条時頼が建立した、日本初の禅寺です。禅宗の寺院の格式をあらわす制度「五山の制」で「鎌倉五山」第一位と格式が高く、境内は国の史跡にも指定されています。
境内はとても広く、見どころもたくさんあります。その一つが、総門からはいって境内の最も奥にある半僧坊。249段の階段を登った先にある大権現で、参道のいたるところに天狗の像が安置されています。
この半僧坊から石段をさらに登ると、由比ガ浜や、天気がよければ富士山、伊豆大島まで望める「勝上献展望台」があります。建長寺の境内を俯瞰して眺めることもできるので、ぜひ登っておきたいスポットです。
- 建長寺の庭園
方丈の背後には、心字池を中心とした美しい日本庭園が広がります。この庭園と仏殿前のビャクシンの植栽をあわせて、「建長寺庭園」として国の史跡および名勝に指定されています。
【14】海へつづく紫陽花の階段で知られる「成就院」
- 成就院のあじさいと由比ヶ浜
鎌倉にある紫陽花で有名なお寺のひとつです。特徴的なのは、海へつづく階段に沿うように紫陽花が咲き誇っていること。色鮮やかな紫陽花と由比ケ浜を一望できるロケーションです。
本堂前の不動明王像は恋や仕事の良縁を運んでくれる、縁結びのご利益があるパワースポットとしても知られています。
【15】美しい苔の階段がフォトスポット「杉本寺」
“竹の寺”として知られる報国寺近くにある杉本寺は、天平7年(734年)に創建された鎌倉最古のお寺。杉本寺を訪れる多くの人のお目当てが、美しい緑色の苔の石段です。風情のある苔の階段は撮影スポットとして大人気。
苔の階段は滑りやすいため、利用は禁止。拝観者用には別に階段が用意されており、そちらを利用して本堂へと向かいます。本堂は茅葺屋根となっており、十一面観音像が安置されています。
【16】通称“苔寺”とも呼ばれる「妙法寺」
境内に美しい苔の石段があることから、通称「苔寺」とも呼ばれる「妙法寺」。朱色の立派な仁王門をくぐるとすぐ目の前に美しい苔の石段が現れます。美しい緑色の苔を見るには梅雨の時期がおすすめです。
- 大塔宮護良親王の墓
苔の石段の脇から階段を上って行くと法華堂があり、さらに登り続けていくと「大塔宮護良親王の墓」があります。この辺りから海が一望できます。妙法寺の境内に、海が見える場所がることはあまり知られておらず、観光客も少ない穴場のスポットです。
【17】源実朝、北条政子が眠る「寿福寺」
観光客があまり多く訪れることのない寿福寺ですが、鎌倉幕府が定めた鎌倉五山に名を連ねており、総門から中門までの参道は”鎌倉で最も美しい石畳”と言われています。
寿福寺の背後の山腹に30穴からなるやぐら群があり、北側に源実朝と北条政子のお墓がはいるやぐらが隣同士で並んでいます。ちなみに寿福寺があるのは、源頼朝の父である源義朝の邸宅があった場所。北条政子が夫の菩提を弔うために建てました。本堂は公開されておらず、参道までしか入ることはできません。
【18】円覚寺方丈の庭園が見どころ「円覚寺」
- 円覚寺の庭園
北鎌倉駅を降りてすぐの場所にある円覚寺は、鎌倉五山第二位に列せられる立派なお寺。鎌倉幕府八代執権の北条時宗が弘安五年(1282)に創建した臨済宗・円覚寺派総本山です。禅寺の凛とした雰囲気が魅力で、境内に足を踏み入れると身が引き締まるよう。
風格を感じさせる立派な山門は、夏目漱石の『門』にその描写が登場します。楼上には通常非公開である十一面観音、十二神将、十六羅漢像を安置しています。
円覚寺のみどころのひとつが、仏殿後方の方丈の庭園。「妙香池(みょうこうち)」という心字池を中心につくられており、周囲の自然林を含めて国の名勝に指定されています。
- 円覚寺居士林の紅葉
特に紅葉の季節の円覚寺は見応えがあり、居士林(こじりん)の前の真っ赤に彩られた葉っぱたちが私たちを楽しませてくれます。なお、居士林は禅を志す在家のための専門道場のことです。
【19】鎌倉野菜が買える通称“レンバイ”「鎌倉市農協連即売所」
昭和3年に始まった日本初のヨーロッパ式マルシェと言われる「鎌倉市農協連即売所」は、新鮮な鎌倉野菜を農家から直接買えると、地元の人にはもちろん、一流レストランのシェフ、そして観光客からも密かな人気です。年始の4日間以外は年中無休。営業時間は8時から日没まで。30軒ほどの組合員の方々を4班に分け、4日ごとに出店するというシステムです。
見たこともないような珍しい野菜も並び、農家の方に食べ方を教わる交流なども楽しみながらの買い物が楽しい♪午後には品薄になってくるので、訪れるならできれば午前中がベストです。
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