旅行にでかけると、お土産を何にしようか頭を悩ますことって結構ありますよね。しかもお土産選びで時間をとりすぎて、旅を楽しむ時間がなくなっては元も子もありません。そんな時は地元で長く親しまれているものを選ぶ、というのも一つの方法です。今回は山形・庄内出身の筆者が、帰省の際にリアルに友人や自宅用に買っている、山形の手軽なおすすめお菓子をご紹介します。
【1】昔からの定番!山形土産といえば「のし梅」
山形県村山地方の代表的なお菓子。梅をすり潰して寒天に練りこみ、薄くのして乾燥させた後に竹の皮で挟んだものです。ゼリーを薄くしたような食感で甘酸っぱい味です。想像以上に梅の味と香りが豊かで、一度食べてファンになる人が多い山形銘菓!
のし梅の歴史は古く、その起源は江戸時代にまでさかのぼります。もともとは梅を原料にした気付け薬で、中国から製法が伝えられたのが始まりでした。江戸時代に梅の栽培が盛んだった山形で民間薬として広まったものを、より食べやすくし、お菓子として売り出したのがのし梅です。現在製造しているのは数軒ですが、最盛期には十数軒のお菓子屋で作られていました。
【2】ついつい手が伸びちゃう!山形県民おなじみの「オランダせんべい」
オランダせんべいは昭和37年の発売以来、50年以上にわたって地元のせんべいとして親しまれてきました。
オランダせんべいは、ごくシンプルなうす焼きせんべいであるにもかかわらず、塩加減が絶妙でついあとをひくおいしさなんです。米どころとして有名な庄内平野の米で作られているだけあって、お米のおいしさがそのまま味わえます。手軽な袋入りのサラダ味のせんべいが基本形ですが、最近は味のバリエーションも増え、桜えび味や柚子こしょう味なども出ています。
また従来の袋入りのものから進化して、お土産向けのちょっとオシャレなパッケージも出ています。筆者の家族はそろってオランダせんべい好きなので、帰省の際には必ずスーパーで10袋入りのものを箱買いしています。こちらは親しい友人などにちょっと配りたい時にも便利です。
ちなみにオランダせんべいは酒田市にある最上川沿いの工場で作られており、こちらで工場見学を楽しむのもおすすめです♪